ジュール・ビアンキは15日(木)、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのプログラムの一環として、セルジオ・ペレスとともにフェラーリの2009年F1マシン「F60」を走らせた。2010年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーに加入し、今年フェラーリのマシン開発に携わっているジュール・ビアンキは、フィオラノのトラックを70周走行し、セルジオ・ペレスを上回る1分00秒213を記録した。
「多くのラップを重ねられたし、再び非常に有益な経験ができた」とジュール・ビアンキはコメント。「これらのラップは、将来に望んでいるF1にむけて、全てがプラスになる。今はアブダビでの若手ドライバーテストを楽しみにしているし、初めてDRSやKERSのようなエレメントを試すには良い機会なので、2009年マシンから2011年マシンに乗り換えることをとても楽しみにしている」フェアーリ・ドライバー・アカデミーの代表を務めるルカ・バルディセリは、初めてフェラーリを走らせたセルジオ・ペレスとは異なり、ジュール・ビアンキはデータ収集を行っていたと述べた。「今日はペレスとビアンキで2つの異なるプログラムを実施した」「去年から我々と一緒にいるビアンキは、トラックとシミュレーターでのマシンの相関関係を調査するために特別なセンサーを装着したマシンを使った。データを得ることが主な狙いであり、彼のラップの多くは、我々が“対話”と呼んでいるものだった」