2025年F1 ベルギーGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。7月26日(土)にスパ・フランコルシャンで2025年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーグランプリのスプリントと予選が行われた。スパ・フランコルシャンでの土曜は、予選とスプリントの二本立てで緊張感あふれる一日となった。マクラーレン勢が圧巻のスピードを披露し、ランド・ノリスが今季4回目のポールポジションを獲得。僚友オスカー・ピアストリもわずか0.085秒差で2番手につけ、フロントロウを独占した。
スプリントではフェルスタッペンがそのトップスピードを活かして優勝を飾るなど、勢力図は接近戦の様相を見せている。ウィリアムズやレーシングブルズ、ザウバーといった中団勢がQ3に複数名を送り込むなど、上位10台はわずか0.7秒の差にひしめく大接戦となった。アレクサンダー・アルボンが今季ベストとなる5番手を確保すれば、角田裕毅もアップグレードの恩恵を最大限に活かして7番手へ。コンマ1秒で明暗が分かれる予選で、各ドライバーは明日の決勝に向け好位置を築いた。1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)スプリント:3位/予選:1位(1:40.562)「まずまずのラップだったし、すごく満足してる。昨日からずっと自信はあったし、今日もその気持ちは変わらなかった。クルマの調子は週末を通じて抜群だよ。オスカーもすごく良い仕事をしてるし、お互いに高め合ってる。このバトルはキツいけど、楽しいよ。明日の天気はどうなるかわからないけど、晴れでも雨でも両方楽しみにしてる」2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)スプリント:2位/予選:2位(1:40.647)「明日は2番手スタート。Q3の最後のラップでターン14でタイムを失ってしまって、悔しい。細かい差だったけど、クルマの感触はとても良かった。天気が読めない状況だけど、フロントロウからスタートできるのはいいこと。今夜しっかり準備して、明日のレースに臨むよ」3番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)スプリント:4位/予選:3位(1:40.900)「今日の結果にはとても満足している。ポールからは3テンポ離れているけど、今日のパフォーマンスをすべて引き出せたと思う。FP1からクルマには自信があったし、アップグレードについても多くのことを学べた。マクラーレンは強力だけど、明日はしっかり戦いたい」4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)スプリント:1位/予選:4位(1:40.903)「スプリントで勝てたのは最高だった。ストレートのスピードに助けられたし、バッテリーの使い方も良かった。ただ予選はちょっと期待外れ。Q3では思ったようなグリップが得られず、バランスも合わなかった。最終コーナーでホイールスピンがあったり、1周目で既にタイムを落としていたりして、すごく悔しい。明日は天気がどうなるか次第だけど、表彰台は狙いたい」5番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)スプリント:16位/予選:5位(1:41.201)「今日はすごく嬉しい。金曜の問題を解決できたのが大きかった。ラップは難しかったし、どこでタイムを稼げるか見えにくかったけど、Q3で大きく前進できた。タイヤのスイートスポットをうまく見つけられたのが勝因。レースペースも良さそうだから、明日はしっかり結果を出したい」6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)スプリント:12位/予選:6位(1:41.260)「昨日を除けば今季でもっとも厳しい予選だった。セクター1と3は良かったけど、全体としてはリアのグリップ不足に苦しんでいた。とはいえP6からスタートできるのはまだチャンスがあるということ。雨になれば少し苦しいかもしれないけど、トップ10圏外よりはずっといい」7番手:角田裕毅(レッドブル)スプリント:11位/予選:7位(1:41.284)「スプリントはちょっと苦しい展開になって、僕のペースとマネジメントが噛み合っていなかったんですけど、そこからすごく早く立て直してくれたチームには本当に感謝しています。明日の決勝が100戦目なんですけど、自分でも信じられないくらいあっという間でしたし、今日この位置に戻ってこられたことがすごく嬉しいです。クルマにアップグレードされたフロアを入れてくれたおかげで、今までよりも限界近くまで攻めることができました。滑りにくくなって、すごく扱いやすかったですね。メカニックのみなさんが予選までに準備してくれて、本当にすごい仕事をしてくれました。天気は雨の予報もあるけど、僕らはハイブリッドなセットアップでどちらにも対応できるようにしてるので、できればドライがいいかなと思っています。とにかく明日はポイントを取ることに集中して、全力で頑張ります。予選のあとにローラン(メキース)が笑顔で迎えてくれたのが嬉しかったですね。昔レーシングブルズで一緒に働いた頃のことを思い出しました」8番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)スプリント:8位/予選:8位(1:41.310)「今朝のスプリントは良かった。すごくいいペースを見せられたし、ポイントを取れた。予選では序盤からリズムに乗れたし、満足してる。ただ、P8よりも上を期待してた。最初はすごく良いスタートを切れていたし、アレックス(アルボン)はわずか0.1秒前だったから、もっとできたはず。クルマの安定感も良くて、自信を持って走れた。明日はポイントを狙える位置からスタートできるし、天気がどうなっても戦えるように準備は整っている」9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)スプリント:10位/予選:9位(1:41.328)「チームにとっては良いセッションだったし、2台そろってQ3に進出できたのは嬉しい。でも、P5までがすごく近かったから悔しさもある。セッションを通してスピードはどんどん上がっていたけど、最後に少しタイムを落としてしまった。それが大きかった。明日はとにかくミスのない走りをして、クルマの力を最大限に引き出したい」10番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)スプリント:9位/予選:10位(1:42.387)「またQ3に進出できて嬉しいよ。今日は少し運にも助けられたね。ハミルトンのタイムが抹消されてQ2に進めた。Q1では正直うまくいかなくてイライラしてたけど、Q2では全力を出し切った。スプリントは地味なレースだったけど、貴重な走行時間になった。だんだんとクルマに慣れてきていて、毎週末が充実してる。天気がどうなっても全力でいくよ」