ルーベンス・バリチェロは30日(月)、セブリング・インターナショナル・レースウェイでKVレーシングのインディカーマシンをテストした。まずルーベンス・バリチェロは、ヘッドセットを装着して11号車の友人トニー・カナーンでの走りをチェックした。「印象的なサウンドだ」とルーベンス・バリチェロは、シボレー 2.2リッター ディアルターボ付V6エンジンの音についてコメント。「彼は楽しんでいるようだね」
その後まもなく、ルーベンス・バリチェロは新しいダラーラ DW12シャシーに乗り込んだ。5号車に乗り込む前「(共同オーナーの)ジミーのために何も壊さないことを願っているよ」とバリチェロはジョークを言った。ルーベンス・バリチェロは、94周(150マイル)を走破。大きな笑みを浮かべてマシンを降りたバリチェロは、ジミ・バッサー、トニー・カナーンとハイタッチを交わした。「子供のような気分だよ。本当に楽しかったし、いろいろなセットアップオプションを試して生産的な一日だった。33年この仕事をしているけど、ルーキーと呼ぶことができるね。午前中はマシンに慣れようとしていたし、ウォールに突っ込むような馬鹿げたことをするつもりはなかった。僕がなれているマシーンとは違っていたけど、フィーリングはいいね」ウィリアムズのF1シートを喪失した後、トニー・カナーンから連絡を受けたルーベンス・バリチェロは、2012年のインディカーシリーズに参戦することを真剣に検討している。「純粋に楽しいと思えば、問題はないだろう」とルーベンス・バリチェロはコメント。「まだスピードに対して多くの情熱を持っているし、気持ちはかなり若い。もっと良くなると信じている。今は本当にハッピーだし、自分で確認したことを気に入っている。僕はずっとインディカーシリーズのファンだった。素晴らしい雰囲気だし、素晴らしいレースだ」「どうなるか確認する必要がある。家族と話をする必要があるし、ジミーと話をする必要がある」1月29日にエリオ・カストロベネス、ウィル・パワー、オリオール・セルビアを交えてルーベンス・バリチェロと食事をしたトニー・カナーンは、バリチェロがセブリングのテストへの招待を受け入れてくれたことを嬉しく思っていると述べた。「冬の間に僕たちはそれについて話をしていたけど、僕がセブリングでテストをしたときに真剣に考えるようになった。そしてウィリアムズが彼はウィリアムズにはいないと発表して、僕は『君のために準備は整っている』と書いて自分のマシンの写真をツィートしたんだ」とトニー・カナーンは述べた。「そして、彼に『ヘイ、月末にテストをしたくないか?』電話をしたら、彼がイエスと行ったので、ジミ(バッサー)に連絡したんだ」「ブラザーと呼べる男がいることは素晴らしいことだ。彼の知識と経験は、今回のテストのために考えていたアイデアを確認する助けになったし、ルーベンスがいてくれてとても生産的だった。(彼の将来は)彼次第だ。今のところはフィードバックをしてもらうまでの招待だ。それ以降のことは彼が決めることだ」「ルーベンスのスケジュールはかなり短い。彼がマシンを降りるとき(1月31日)までには、彼は何をしたいかについてかなり見当がついているだろう。今、僕たちは他の2台については誰とも契約していない。彼の顔をみれば、かなり楽しんでいたことがわかるよね」ジミ・バッサーは、ドアは開いていると述べた。「今回はルーベンスにとってインディカー初体験だったし、彼自身楽しんでいたと思う」とジミー・バッサーはコメント。「彼と働くことがとても楽しかったのは確かだ。最も重要なことは、彼がトニーに今回のような影響を与えられるようであれば、彼をキープする方法を見つけなければならなくなるだろうということだ」