ルーベンス・バリチェロは、自分のF1キャリアが終わったことを認めた。通算322戦というF1史上歴代最多記録を樹立しつつも2011年末にウィリアムズのシートを失ったルーベンス・バリチェロは、インディカーへ転向し、現在はブラジルのツーリングカーシリーズに参戦している。ブラジルのテレビでF1解説者を務める予定のルーベンス・バリチェロは Globo をサンパウロの自宅に案内して、F1ヘルメットのコレクションを披露した。
コレクションには、2007年のマクラーレン時代のフェルナンド・アロンソのヘルメットや、フェラーリ時代のミハエル・シューマッハのヘルメット、さらにはジェンソン・バトン、マーク・ウェバー、セバスチャン・ベッテルらが身につけたものが含まれる豊富で貴重なものとなっている。ルーベンス・バリチェロは、自身のヘルメットを一つ取り上げ、「これには僕のF1ラストレースにいた全員がサインしてくれたんだ。全員だ」と説明。「みんなには、(バリチェロとトニー・カナーンの慈善)協会のためだって話したけど、結局、協会にはお金だけ渡して、これはラストレースの思い出としてとっておくことにしたんだ。ラストレースになるとは思ってなかった。だから、さよならできなかったんだ」「僕のF1での時間は終わったけれど、もしグリッドの誰かが腹痛になったらいつでも都合をつけるよ。喜びとパッションのためにね」とルーベンス・バリチェロはジョーク交じりに語った。
全文を読む