F1チームは、2010年シーズン開幕戦前にバーレーンでテストを実施する可能性を話し合っている。前年には、フェラーリ、トヨタ、BMWザウバーの3チームがバーレーンでテストを行った。しかし、現在のF1は厳しいテスト規制が敷かれており、今年はバレンシア、ヘレス、バルセロナと4回のテストはいずれもヨーロッパ内で行われる予定となっている。
だが、バーレーンのトラックの責任者であるマーティン・ウィテカーは、テストが欧州の悪天候に悩まされた場合、バーレーンが候補地になる可能性がある語る。「現在、チーム側と交渉しており、彼らの多くがバーレーンでのテストに満足すると確信している」「ヨーロッパ外のテストは、F1のコスト削減活動の一環として禁止されている。しかし、ここに着たいというチームがライバルの許可を得られるなら、我々は彼らを喜んで歓迎する」「現時点では断言するのはまだ時期尚早だ。まだ多くのチームが、新車を走らせる準備さえできていない。しかし、1〜2チームはバーレンに来て、シーズン前にテストすると確信している」マーティン・ウィテカーは、バーレーンでのテストは旅費がかかるが、優れた気象状況により、効果的なテストをできることを指摘する。「平均的に、ここバーレーンはよりチームがテスト日を最大限に利用できる場所は世界のどこにもない」「我々は長年にわたって38日のF1テストを行ってきたが、悪天候で失ったのはわずか2日しかない」「彼らは、一定した空気とトラック路面で7:30からテストをスタートし、5:30までずっとテストをすることができる。午前11時でまだトラックに霧がたちこめ、特に冬には雨天が多いヨーロッパでは得ることはできない」「バーレーンでは非常に良い走行ができる割合が高いが、同時にチームが長距離の移動をすることは認識している。しかし、ここで得られる最適な状況での、全体のトラック時間によって補われるだろう」しかし、ウィテカーは、3月14日に開催される開幕戦バーレーンGPの前週のテストはありえないだろうと述べた。