F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、シーズン後半にF1バーレーンGPを2レース開催する場合は、バーレーン・インターナショナル・サーキットの異なるレイアウトでレースをする可能性があることを示した。F1バーレーンGPは3月に第2戦として開催される予定だったが、新型コロナウイルスによって延期。終盤にアブダビとペアで再びカレンダーに組み込まれると予想されている。
F1は6月13日(金)にF1アゼルバイジャンGP、F1シンガポールGP、そして、F1日本GPというフライウェイレース3戦を中止にすることを決定。15~18戦のカレンダーを実現するために、バーレーンでは2つのイベントが開催されると考えられている。F1は2004年以来バーレーンを訪れており、大部分は5.412 kmの“グランプリ・サーキット”でレースをしている。だが、F1の60周年を祝った2010年は24のコーナーで構成される6.299kmの“エンデュランス・サーキット”が使用された。現在のターン4で左に曲がり、さらにコーナーのシーケンスを取り入れて、S字へのアプローチでグランプリトラックに再び合流するレイアウトは、ラップタイムはほぼ2分となった。さらにバーレーン・インターナショナル・サーキットにはFIAのグレード1ライセンスを満たした3つ目の“アウター・サーキット”が存在し、今年の2レース開催の1つの週末で使用する最も現実的なオプションに挙げられている。“アウター・サーキット”は、エンデュランス・サーキットのターン8とグランプリ・サーキットのターン13を繋げて長い中央セクターをバイパスし、11コーナーと4つの注目すべきブレーキポイントだけの“ほぼオーバル”なレイアウトとなる。3.543kmの全長はモナコのストリートトラックよりわずか数百メートル長いフォーミュラ1史上最短のサーキットの1つとなる。ロス・ブラウンは「バーレーンの素晴らしい魅力の1つは多くの構成があることだ。そのため、バーレーンに行き、そこで2つの異なるトラックでレースをする可能性がある」とF1公式ウェブサイトに語った。「かなりエキサイティングな素晴らしいほぼオーバルなトラックがある。すべてのレイアウトはFIAのグレード1ライセンスを有しており、ポケットにオプションとして入っている」「2つの構成を使用するには、作業員にとってかなりの作業が必要だ。たとえば、タイミングを2つのトラック用に設定する必要があるため、十分な注意が必要だ。そこが我々が考慮しなければならない部分だ」
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