F1バーレーンGPは、2012年の開催も危うくなっている。昨年、バーレーン国内の反政府デモにより、プレシーズンテストと開幕戦として予定されていたF1バーレーンGPは中止になった。後に、バーレーン政府が暴動を鎮静するために過剰な防衛を行っていたことが明らかになっている。
先月、F1の最高権威バーニー・エクレストンは「我々はそのようなことは起こっていないと確信していた」と Guardian にコメント。「報道はなんと言っていた? 確かに、そのようなことはあった・・・だが、私はバーレーンへ行きたかった。行ければ満足だった。刑務所でも病院でも、どこへでも行って実際に何が起こったんだ?と尋ねたかった」2012年のF1カレンダーでは、F1バーレーンGPは第4戦として4月下旬に開催される予定となっている。「(2012年に)バーレーンへ行き、トラブルがないことを望んでいる。レースが行われ、市民が満足し、大きな事件もない。それが私の望みだ」しかし、今週バーレーンの首都マナマで“平和的”なデモ行進が行われた際、発射された催涙ガスによって女性が死亡したと報じられた。報じられたところでは、昨年の11月以降だけでもすでに3名の犠牲者が出ている。12月下旬には催涙ガスの円筒弾が頭に直撃したことで10代の少年が命を落としており、1ヵ月前には警察の車両にはねられ1人が死亡している。先月、バーレーンの問題が現在も継続しているという確かな証拠が示されれば、2012年のF1バーレーンGPをキャンセルすることを検討するかとバーニー・エクレストンは質問を受けた。「そうであれば慎重に検討しなければならないだろう。だが、我々は大きな問題があったアルゼンチンに行ったことがある。ブラジルでも大きな問題があった」「今はどこを見ても、良い状態だとは言えないと思う」また、 Al Jazeera の取材に対して「確かに問題はある。だが、私は彼らが最終的に真相を究明し、解決してくれると確信している」と述べた。
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