2025年F1アゼルバイジャンGPの初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。9月19日(金)にバクー・シティ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第17戦 アゼルバイジャングランプリのフリープラクティスが行われた。フェラーリ勢が午後のFP2でワンツーを決め、ルイス・ハミルトンがトップ、シャルル・ルクレールが0.074秒差で続いた。メルセデスも好調で、ジョージ・ラッセルが3番手、アンドレア・キミ・アントネッリもわずか0.009秒差で背後に迫る。
ハースはオリバー・ベアマンがミディアムで5番手と存在感を示し、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが6番手で一発の伸びしろを残した。マクラーレンはランド・ノリスがFP1最速も、FP2でウォール接触により10番手で走行を早期終了。レーシングブルズはリアム・ローソンが7番手でトップ10に入り、ハースのエステバン・オコンが8番手、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが9番手と、中団勢が僅差の接戦を演じている。予選はタイヤ選択と“完璧な1周”が鍵になりそうだ。1番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)FP1でウォールに接触してパンクとフロントウイング交換を強いられたが、FP2ではマシンが改善。C6タイヤでトップタイムを記録し、1日を締めくくった。「全体的に建設的な1日だった。最初のセッションはブレーキに慣れる必要があり大変だったけど、FP2に向けていくつか良い変更を加えることができた。マシンはずっと良くなって、自信も周回ごとに高まっていった。とても前向きな2回目のセッションになったし、おそらく今年一番のFP2だったと思う。我々の進歩を示している。明日へ向けて改善できる部分もまだあるけど、正しい方向に進んでいると信じている」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)FP1で3番手、FP2ではハミルトンと0.074秒差で2位。両セッションを通じて力強い走りを見せた。「今週末はもっとポテンシャルがあると思う。今日は堅実な仕事をしたけど、さらに引き出したい。ライバルはすごく強そうだし、明日の予選ではサプライズがあると思う。ただ、このサーキットでは何でも起こり得るから、どうなるかは見てみよう。いいスタートポジションを争うつもりだ」3番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)体調不良を乗り越えFP1で4番手、FP2では3番手を記録。C5タイヤを温存する戦略を取った。「アゼルバイジャンでの金曜日は励みになるものだった。今日はソフトタイヤだけでプログラムをこなしたので、全体的な限界を把握するのは少し難しかった。バクーはロングラップで、特に最終セクターではリアタイヤが苦しむ。C6は長持ちしないと分かっていたが、それでも両セッションともトップ4に入ることができた。改善の余地も残っている。C5ミディアムを週末に全セット温存しているから、これは我々にとって有利になるはずだ。今夜は休んで体調を万全にして、週末を戦う。フェラーリは印象的だし、マクラーレンはまだ本当の力を見せていないが、今日を基盤にできれば、日曜の表彰台争いに加われると思う」4番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)クリーンな金曜日を過ごし、FP2ではチームメイトに0.009秒差の4位と健闘。「今日はかなり前向きな1日だった。市街地サーキットだから、数セッションを通じてペースと自信を積み上げていくことが大事で、それに集中していた。FP1では赤旗のせいで走行が減ったけど、FP2は良い感触で、タイムシートでもP4になれた。まだ改善すべきことは残っているが、今日は週末に向けていいベースになった。現実的な目標は日曜に表彰台を争うこと。マクラーレンはまだ全力を見せていないし、フェラーリはソフトとミディアムの両方で速そうだった。今日はソフトだけを走ったので、ほかのコンパウンドに合わせるのは難しいが、このアプローチが正しいと信じている」5番手:オリバー・ベアマン(ハース)昨年の経験を活かし、FP2で5番手。ミディアムタイヤでこの順位を記録した。「ラップタイムはとても良かったし、今日はずっといいマシンを持っていた。FP1ではトップスピードに少し苦しんでいたけど、FP2で改善できて、戦えるようになった。マシンの感触はとても良かったし、それが一番大事だ。予選に向けてすべてをまとめられるよう、今夜しっかり作業していく」6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)FP1で7番手、FP2で6番手。安定感は見せたが一発の速さに課題を残した。「今日はそんなに悪くなかった。ビルドアップしていく中で、マシンの感触はかなり良かった。安定したバランスが見つかったのはポジティブだ。このサーキットは特別で、いいラップを出すにはすべてが噛み合わなければならない。まだ一発では改善の余地があるけど、細かい部分を調整していけば良くなると思う。ロングランは悪くない。ここは滑りやすいしソフト寄りのコンパウンドは厳しいけど、そこまで悪くはない。フェラーリはいつも速いけど、明日は接戦になると思う。予選では完璧なラップか、タイヤを良い状態にすることがすべてだ」7番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)FP1で9位、FP2で7位。安定したパフォーマンスでチームをリードした。「今日はいい1日だった。ここを走るのは数年ぶりで、F2の頃とはだいぶ感触が違う。路面がかなりきれいで、最初からグリップが良かったから、予選並みのペースになった。毎週末トップ10入りを目指しているので、FP2でそこにいられるのは気持ちがいい。マシンの安定性が最近とても良いので、引き続き細かい部分を追求していく」8番手:エステバン・オコン(ハース)FP2で8番手。ソフトタイヤを担当し、長い走行を重ねた。「FP1から路面のグリップは良くて、今日は多くのことを試した。明日に向けてどの方向がいいかを決めないといけない。改善すべき部分もあるけど、コーナーではかなり良さそうだ。予選に向けて、僕はソフト、オリバーはミディアムを使ったので、そのデータを解析してベストな選択をする」9番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)FP1でミラーを失うトラブルがあったが、FP2は9番手。ハードタイヤも試した。「今日はタイヤの学習がメインだった。マシンに最適なものと、1周のラップで最適なもの、そのバランスを探ることに集中した。今はいい流れに乗っていて、マシンにもバランスにも満足している。できればこのままドライで行きたい。明日雨が降ると未知数になるけど、逆に速くなるかもしれない。FP1からのリズムをFP2でも維持できた」10番手:ランド・ノリス(マクラーレン)FP1でトップタイムを記録したが、FP2でウォールに接触し10番手。セッシ...
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