F1アゼルバイジャンGP フリー走行3回目のハイライト動画。2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPのFP3セッションが6月5日(土)にバクー・シティ・サーキットで行われた。土曜日のバクーも晴れ。気温27.8度、路面温度53.8度のドライコンディション。今年は、初日のセッション時間が60分ずつに短縮するために各チームがデータ取りのためにセッション開始時から多くの走行を行っているが、最終プラクティスは、確認作業と仕上げがメインとなる。
また、セクター3のメインストレートは2km以上に及び、スリップストリームによるタイムアップが見込めため、特に序盤のセクションではトラフィックとのタイミングが重要になってくるだろう。開始25分でレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンがターン15でクラッシュ。セッションは赤旗中断となった。前日のシャルル・ルクレールと同じようにフロントから突っ込んでおり、駆動系のダメージはなさそうだが、貴重な走行時間を失うとともにソフトでの最終仕上げができない状態で予選を迎えることになった。約10分の中断を経てセッションは再開。そこからは多くのドライバーがソフトタイヤを履いてマシンのセッティングを進めていく。残り10分でジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が『No Power,No Gear』と無線で伝えてコース上にストップし、バーチャルセーフティカーが導入される場面もあったが、予選にむけて最終仕上げを行った。F1アゼルバイジャンGP フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー(1分42秒251)。2番手には0.334秒差でレッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが続いた。二人ともスリップストリームは使っていないペースだ。3番手には前日に不調のメルセデスF1のルイス・ハミルトンがトップから0.446秒差で続いた。しかし、セクター3でセルジオ・ペレスのスリップストリームを使っており、推定0.6秒のゲインはあったと考えられており、1秒差という前日のタイム差はそれほど変わっていないかもしれない。バルテリ・ボッタスが1.494秒遅れの13番手に沈んだことからもそう推測できる。4番手にはシャルル・ルクレール、5番手にはカルロス・サインツとフェラーリ勢。前日おとなしかったマクラーレンのランド・ノリスが6番手に続いた。アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は19周を走行して8番手を記録。トップタイムを記録したピエール・ガスリーとの差は0.993秒とまだまだだが、Q3を争え位置までは来ているかもしれない。
全文を読む