2020年のF1世界選手権が開幕するのは6月のアゼルバイジャンGPになる可能性がある。今週末、F1オーストラリアGPは完全に中止することが決定した。また、その後のいくつかのレースも大きなプレッシャーにさらされている。来週末はF1バーレーンGPが無観客で開催される予定だったが、レースが開催される可能性は低い。
また、第3戦F1ベトナムGPも開催地のハノイで多くの新型コロナウイルス感染者が出ており、F1のCEOを務めるチェイス・キャリーが現地を訪れて緊急会議を開き、延期することが決定されたと報じられている。そして、第4戦F1中国GPはすでに延期が決定している。第5戦F1スペインGPが開催されるバルセロナでもスポーツイベントは制限され、サッカーのチャンピオンズリーグのバルセロナ対ナポリは無観客で開催されることが決定している。第7戦F1モナコGPは市内でサーキットの準備を進めているが、モナコ政府とF1は常時連絡を取り合っている。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、6月のF1アゼルバイジャンGPまですべてのレースがキャンセルされることになるだろうと語った。その場合シーズン開幕は6月7日ということになり、F1オランダGPも開催されてないことを意味する。ただし、F1はまだスケジュールを発表してない。F1オーストラリアGPでは、続行を望むレッドブル、アルファタウリ、レーシング・ポイントと、中止を望むメルセデス、フェラーリ、ルノーとの間で押し問答があった模様。フェラーリのF1エンジン不正疑惑、メルセデスのDASの使用、レーシング・ポイントのコピー問題と複雑な問題を抱えてまま月日は流れていくことになりそうだ。
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