2024年F1第4戦日本GPでRBのフリー走行1回目を担当する岩佐歩夢が、木曜日のメディアセッションに登場して、FP1にむけての意気込みを語った。レギュレーションでは、年間2回のルーキードライバーをFP1に起用することが義務付けられており、RBはホンダのホームコースとなる鈴鹿サーキットで岩佐歩夢を抜擢。ダニエル・リカルドに代わって出走する。
当然、特に日本では、岩佐歩夢がどのような走りをするかに注目が集まるが、チームから「タイムは全く評価しない」と伝えられていると岩佐歩夢は語った。RBは、鈴鹿サーキットに新しいフロアを持ち込んでいるが、FP1では角田裕毅が新仕様、岩佐歩夢が旧仕様を搭載して比較テストを実施することになりそうだ。パフォーマンスランの機会が与えられるかも定かではない「データ取りが非常に重要です。自分と角田裕毅選手の2台の比較というところがとにかく重要になってきます」「自分としては与えられたランプランをこなしていくこと。とにかく、マシンを正確に走らせて帰ってくることが重要です」「速いタイムを出しても、それがランプランにそぐわないドライビングではデータは取れないので、チームから出された指示に沿って自分のパフォーマンスを発揮してきたいと思っています」初めてのF1公式セッションでの走行となるが、岩佐歩夢はそれだけでは満足しないと語る。「F1に乗ることだけが目標だとは考えていないです。レギュラードライバーとして参戦して、ワールドチャンピオンになるが目標です。だから、今回のFP1出走に関しては、目標達成したという感覚はありません」「ただ、日本GPという母国でFP1を担当させてもらえることはすごく嬉しいです。慣れたサーキットでもあるので、良いパフォーマンスが出せると思っています」