アイルトン・セナのドキュメンタリー映画「アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ」が、サンダンス映画祭で “the World Cinema Audience Award for Documentary Film”を受賞した。「アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ」は、昨年日本とブラジルで先行公開されており、2011年に世界中で公開される予定となっている。
監督を務めたアシフ・カパディアは、ソルトレイク・シティでの上映からサンダンス映画祭に駆けつけ、ステージで同賞を受け取った。「信じられません。本当にありがとうございます」とアシフ・カパディア監督はコメント。「この映画祭のおかげで、映画祭に対する私の信頼は回復しました。本当に素晴らしいかったですし、これ(賞)はその締めくくりになりました」アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ天才的なドライビング・テクニックと“誰よりも早く走りたい”という闘争心で、若干24歳でF1デビュー。ロータス、マクラーレン、そしてウィリアムズと名門チームを渡り歩き、瞬く間に世界の頂点へと登り詰め、3度のF1ワールド・チャンピオンに輝いたアイルトン・セナ。「アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ」は、わずか34歳で突如この世を去ったセナの、その華々しい経歴の陰で起きていた、宿命のライバル、アラン・プロストとの確執や、FISA(国際自動車スポーツ連盟)会長の政治的圧力に苦悩する日々を、貴重な映像や証言をもとに明らかにしていく。壮絶に戦い、ピュアに生き、そして我々に限りない愛を振り注いでくれたセナの傷害を余すところなく描いた感動作。
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