2025年F1 オーストリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。6月28日(土)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリの公式予選が行われた。2025年F1オーストリアGP予選は、マクラーレンのランド・ノリスが圧倒的なパフォーマンスで今季3度目のポールポジションを獲得。シャルル・ルクレールとオスカー・ピアストリがそれに続き、トップ3をQ3初回のアタックで確定させる形となった。
予選終盤にはガスリーのスピンによるイエローフラッグが発生し、複数のドライバーが最終アタックを断念する展開に。フェルスタッペンは7番手にとどまり、レーシングブルズのリアム・ローソンが自己最高の6番グリッドを獲得するなど、上位勢に波乱をもたらした。1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「とても満足している。Q3の最初のラップは良かったけど、まだ改善できる部分があると分かっていたし、それを実現できた。ここまで週末のパフォーマンスは素晴らしかったし、この調子を維持できればいいと思う。明日は長いレースになるけど、楽しみにしている」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日の結果には満足している。チーム全体が努力してくれて、アップグレードを持ち込んだ結果でもある。ランドにおめでとうと言いたい。彼のラップは素晴らしかった。前列スタートは久しぶりだから、明日のレースではマクラーレンにプレッシャーをかけられることを願っている」3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「前向きなセッションだっただけに、最後はフラストレーションが溜まった。最後のコーナーでガスリーがスピンしてイエローフラッグが出たせいで、Q3の2回目のアタックを始められなかった。ランドがとても速かったので、僕もフロントロウに行けるだけの速さはあったと思う。明日は3番手からいいレースができると思うし、3位で終えるつもりはない」4番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「昨日から大きく改善できた。セットアップ変更が効いて、今日のクルマは本当に良く感じられた。ファクトリーと現場の全員の努力に感謝したい。昨日のペースはまずまずだったし、今日の改善を踏まえれば、明日はもっと良い結果が期待できる」5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「このサーキットは我々にとってチャレンジングな場所になると分かっていた。高速コーナーや路面の粗さを考えれば、1周のラップでうまくまとめるのは難しい。今日のコンディションでは5番手が最大限の結果だったと思う。ランドとの差は驚くほどではない。マクラーレンは素晴らしい仕事をしていて、明日は彼らを脅かすのは難しいだろう。でもフェラーリとは戦えると思うし、表彰台争いを目指す」6番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「Q3に進出できて本当にうれしい。予選でこれだけ接戦になったのを見たことがない。ここ数戦でペースはあったけど、今日はすべてがかみ合ってうまくいった。自分の担当のメカニックをはじめ、チーム全体に感謝したい。明日が本番。グリッドが詰まっている分、厳しいレースになると思うけど、後ろを抑えられるよう頑張る。戦略もいろいろ考えられるし、いいスタートを決めて、冷静に判断していきたい」7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今週末は正直あまりうまくいっていない。FP3の方が予選よりは良かったけど、それでもまだ十分なペースがなかったし、気温が高くなったことも助けにならなかった。クルマのバランスが良くなくて、グリップも不足していて、限界を見極めるのが難しかった。ガスリーのスピンで黄旗が出たのでアタックを中断せざるを得なかった。あのラップを走り切っても3番手か4番手ぐらいで、ポールからは5~6コンマ秒も離れていた。明日は簡単なレースにはならないと思うけど、すべてを分析して、最善を尽くしたい」8番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「Q3に進めて本当にうれしい。ここまでの週末はすべてがうまくいっている。チーム全体でいろいろなセットアップを試して、課題と成果の両方から学びながら競争力を維持してきた。シーズン当初から、このチームのポテンシャルを信じていたし、ついにQ3進出という形で報われたことは本当に誇りに思う。けど、仕事はまだ終わっていない。明日に向けて集中して、この結果を初ポイントにつなげたい」9番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「今日の予選は本当に悔しい。ラップごとにどんどん良くなっていたから、最後のシングルラップを走れなかったのはとても残念。ジョージと同じようにトップ5を狙えるだけの可能性はあったと思う。短いサーキットではトラフィックが大きな問題になるけど、それでも最後に走れなかったのはフラストレーションがたまる。クルマのバランスは良いし、この週末で多くを学べたので、明日はポジションアップを狙っていけると思う」10番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「Q3に進めたのは良かったけど、最後のコーナーでミスしてしまったのは本当に悔しい。かなり良いラップだったし、限界まで攻めていたけど、やりすぎてスピンしてしまった。幸いダメージはなかったけど、あれがなければもっと上のグリッドを狙えたと思う。マシンのパフォーマンスはあったし、プラクティスから改善できたのはポジティブ。明日は10番手スタートになるけど、うまくいけばポイントを狙えるポジションなので、集中して臨みたい」