2025年F1 オーストリアGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。6月27日(金)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリのフリープラクティスが行われた。F1オーストリアGPの初日を締めくくるフリー走行2回目は、マクラーレン勢が圧倒的なスピードを見せつけた。ランド・ノリスがトップタイムを記録し、チームメイトのオスカー・ピアストリも0.157秒差で2番手に続いた。2人とも予選を見据えて好感触を得ており、マクラーレンが週末の主導権を握る展開となっている。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、レースエンジニア不在の中でも3番手に食い込む力強いパフォーマンス。角田裕毅もセッションを通して自信を深め、7番手に浮上した。アストンマーティン、フェラーリ、メルセデスもトップ10に複数台を送り込み、明日の予選に向けて各陣営が手応えをつかんでいる。1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「週末のスタートとしては良い一日だった。FP2では少し遅れを取り戻す必要があったが、アレックスが午前中に素晴らしい仕事をしてくれて、クルマを改善するための重要なフィードバックをチームにもたらしてくれた。いくつかポジティブな前進もあったし、今はいい感触を得ている。明日、限界で完全に納得できる状態にするため、チームと協力して作業を進めるつもりだ」2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「まずまずの金曜日だった。ペースは良く、クルマの感触も悪くない。予選で最大限の力を発揮するために、今夜取り組むべき点はいくつかあるが、今のところは満足しているし、明日が楽しみだ」3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日は全体的に順調で、大きな問題もなかった。ショートランでもロングランでもアンダーステアが少し強かったので、そこは明日に向けて修正しなければならない。今日はサイモンとの仕事が本当に良かった。彼とは以前からガレージの反対側やシミュレーターでも関わりがあって、経験も豊富だ。とてもやりやすくて、有意義な一日だった」4番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「オーストリアに戻ってこられて嬉しかった。このサーキットは楽しいし、毎年楽しみにしている。ここ数週間でクルマに改善が見られているので、今回も全力を尽くす。まだ週末の序盤だから他チームとの比較は難しいが、クルマの感触は良好だし、今日は予定していたプログラムも順調にこなすことができた。明日の展開が楽しみだ」5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日初めてFP2でクルマに乗ったが、サーキットにはすぐに馴染めた。ただ、クルマのフィーリングはまだ完全に満足できるものではない。いつも通りレースペースは良さそうだが、予選用のセッティングには改善の余地がある。スタート位置をもっと前にして、日曜にトップ争いができるように明日までに仕上げていく」6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日は少し苦戦したが、午後のセッションは事前の見立て通りだった。FP2のシングルラップでのペースは予想外に良くて驚いた。クルマのバランスは良かったが、FP2では少し後退した感触がある。そこは今夜分析して、午前中に見つけた理想の状態に戻すつもりだ。マクラーレンの速さを考えると、ポールポジション争いは難しそうだが、トップ5は狙いたい。ここは路面が荒れていて我々にとっては厳しい条件だが、最適化のために努力を続ける」7番手:角田裕毅(レッドブル)「FP1からFP2にかけて、すべてが良い方向に進んだと思う。まだ足りない部分はあるけど、いくつかポジティブな点も見つけられたし、明日に向けてこの流れを維持しながら、さらに詰めていきたい。このタイプの高速サーキットでは自信がとても大事で、FP2ではクルマに対してその自信がかなり持てた。僕にとってはそれが何より重要なんだ。まだこのクルマについて学んでいる最中だし、大事なセッションに向けて良い積み重ねをしていくことが必要。今のアプローチには満足しているし、あとは明日、それをすべてまとめるだけだ」7番手:角田裕毅(レッドブル)「FP1からFP2にかけて、すべてが良い方向に進んだと思います。まだ足りない部分はあるんですけど、いくつかポジティブな要素も見つけられたので、明日に向けてこの流れを維持しながら、さらに詰めていきたいです。このタイプの高速サーキットでは自信がとても重要なんですが、FP2ではその自信をかなり持てるようになりました。自分にとってはそれが何より大事なので、満足しています。まだこのクルマのことを学んでいる途中ですし、大事なセッションに向けていいビルドアップが必要なので、これまでのアプローチには満足しています。あとは明日、それをすべてまとめきるだけです」8番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「今日は本当にポジティブな一日だった。アップグレードは正しい方向に機能していて、走るたびにクルマにどんどん馴染んでいくのを感じた。このサーキットは昔から好きで、F4、F3、F2のどのカテゴリーでも結果を出してきた。最初のラップから良いフィーリングだった。まだ金曜日だから改善すべき点はあるが、一歩ずつ前進できている。今のペースを維持できれば、今季初のQ3進出も見えてくる。今日得られたフィードバックをもとに作業を続けて、明日に向けて全力を尽くす」9番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「ここ数戦はポイントが取れているし、クルマも少しずつ本来の状態に戻ってきている気がする。まだ理想的なウィンドウには入っていないが、週末の進行とともにどう改善できるかを見ていく。全体的にすごく接戦になっているから、明日の予選では完璧なラップが必要だし、レースペースも重要になる」10番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「FP1ではギアボックスのトラブルで走行時間を失ってしまい、少し遅れをとった。FP2はスムーズだったが、まだ求めているペースには届いていない。今夜のうちにやるべき作業が残っているし、チームと一緒に正しい方向を見つけたい」