レッドブル・リンクのパドックは、今週末のF1オーストリアGPのオープニングにむけてゆっくりと形が整えられつつあるが、現地の現時点の最新画像からは新型コロナウイルス対策として講じられる質素な風景を垣間見ることができる。新型コロナウイルスの猛威から身を守るために、F1は閉鎖的で安全な環境を構築することに取り組んでいる。その結果、来週オーストリアで開幕するグランプリのF1パドックはこれまでとは非常に異なる見栄えとなる。
F1チームは、伝統的な豪華なモーターホームを使用せず、代わりにガレージの後ろにテントと簡易的な作業スペースを設置する。各F1チームは、安全な“ゾーン”に最大80名のスタッフの出入りが許可され、ピレリをはじめとするサプライヤーやF1の運営メンバー、FIA(国際自動車連盟)のスタッフとの接触も極力排除される。現地から届いた写真は、まるで日本のスーパーフォーミュラのパドックのよう・・・それでも、着実に2020年シーズンの再開にむけて準備は進んでいる。