2020年のF1世界選手権で7月にオーストリアとハンガリーで開催される序盤3戦の“無観客レース”に参加できるメディア担当者はごくわずかだ。恒久的なFIAメディアパスを発給されている人々には、FIAからレッドブル・リンクのメディアセンターに入ることができる最初の10人のグループが通知されたという。
また、オランダ紙 De Telegraaf は「パドックは立ち入り禁止、ドライバーや他のチームスタッフとの個人的な取材は禁止」だと報じた。また、F1ドライバーとチーム担当者による記者会見はビデオのみでモニターされる。報道によると、シュピールベルクとブダペストへの旅行に招待されたフォトエージェンシーも“ごくわずか”だという。通常、各F1グランプリには約400名のメディア関係者が参加するが、F1自身の放送スタッフさえ人数は制限されている。F1の放送局長をと務めるロベルト・ダラは「我々がトラックではなく、ビギン・ヒル(英国)からグランプリを製作するのは初めてだ」と述べた。「通常の230人のテレビ関係者に代わりに、100人だけがスティリアに旅行することになる」と「現地に行く人が少ないほど安くなるし、それだけでなく、健康診断に関しても管理しやすくなる」また、 Speed Weekは、オーストリアとハンガリーへの旅行に選択したメディア関係者は、レース間は家に帰ることができないと報じている。10人のメディア担当者からなる2番目のグループは、シルバーストンとバルセロナ、3番目のグループはスパとモンツァに出席する。選択されるメディア関係者はロイターやAFPのような主要機関で働いているジャーナリストや大規模な新聞が優先される。