FIA(国際自動車連盟)は、2026年F1オーストラリアGPにおけるピットレーンの速度制限について、当初報じられていた変更は実施されないと明らかにした。今週初めには、ピットレーンの混雑対策として制限速度を80km/hから60km/hに引き下げる可能性が報じられていたが、FIAはこれを否定。速度制限は従来通り80km/hのままとなることを確認した。
11チーム体制による混雑懸念で浮上した速度制限案今回の議論の発端となったのは、オーストラリアGPのイベント責任者であるトム・モットラムの発言だった。モットラムは、2026年からキャデラックF1チームが参戦しグリッドが11チーム体制となることでピットレーンの混雑が増す可能性があるとして、速度制限を80km/hから60km/hへ引き下げる案を説明していた。また、この変更は恒久的なものではなく、一度限りの措置になる可能性があるとも語っていた。戦略に影響を及ぼす可能性ももし速度制限が60km/hに変更されていれば、レース戦略にも大きな影響を及ぼす可能性があった。ピットレーンを通過する時間が長くなるため、追加のピットストップを行う判断が難しくなり、各チームの戦略にも変化が生じる可能性が指摘されていた。しかしFIAはその後、RacingNews365に対してピットレーンの制限速度は80km/hのまま変更されないと正式に確認した。新時代の幕開けとなるメルボルン2026年シーズンの開幕戦となるオーストラリアGPは、アルバート・パークで開催される。前年のレースウィナーであるランド・ノリスはディフェンディングウィナーとして週末を迎えることになり、F1は新しい技術レギュレーションの下で新時代のスタートを切る。