F1は、3月に2020年のF1世界選手権の開幕戦の舞台となるオーストラリアの山火事の状況を監視し続けている。オーストラリアのニューサウスウェールズ州では、昨年9月から熱波による森林火災が継続。1月2日には州政府が今季3回目の非常事態を宣言。昨年9月以降、1月4日までで死者は計18人、家屋の焼失は1300棟以上に上る。
そのような状況のなか、テニス界では2020年の最初のグランドスラムの準備がメルボルンで行われており、驚きの目が向けられている。全豪オープンのディレクターを務めるクレイグ・ティリーは「我々は試合を中止にするかどうかを決定するために可能な限り最良な情報を入手できるようにすべての改善の大気質をリアルタイムで監視している」と語る。「選手、ファン、スタッフの健康が常に優先事項であり、これを念頭に置いて決定を続けていく」また、主要な国際サイクリングレースであるTour Down Underが近日中に開催される。一方、F1に関しては、現在、オーストラリアGPの主催者い火災のグランプリへの潜在的な影響について“絶えず連絡を取り合っている”とイタリアのメディアは報じている。クレイグ・ティリーは、今月後半からスタートするメルボルンでのテニスについて「延期は予想しておらず、トーナメントが計画どおりに実行できるように取り組んでいる」と語った。2020年の開幕戦F1オーストラリアGPは、3月15日にメルボルンのアルバートパーク・サーキットで開催される。