2018年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPが3月23日(金)、オーストラリアのアルバート・パーク・サーキットで開幕。開幕戦 F1オーストラリアGPのフリー走行1回目は日本時間10時(現地時間12時)からスタートする。2018年のF1マシンは、コックピット保護デバイス『Halo』が搭載されてルックスが大きく変貌。ピレリのF1タイヤは1段階柔らかくなり、ラップタイムの向上が予想されている。
2018年のF1世界選手権は、フランスGPが10年ぶりに復活し、全21戦で争われる。ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減され、さらに信頼性が重要なシーズンとなる。過去4年間はメルセデスが圧倒的な強さでダブルタイトルを4連覇。今年もメルセデスの優位は変わらないと見られてはいるが、昨年はフェラーリがタイトル争いに絡んでおり、今年のチャンピオンシップはさらにレッドブルを加えた三つ巴のバトルが期待されている。中団はさらに拮抗。昨年はフォース・インディアがコンストラクターズ選手権4位を獲得したが、今年はルノー、ハースがプレシーズンテストで速さをみせている。さらにそこに絡んでくるであろうルノーにパワーユニットを変更したマクラーレン、ホンダと新たにタッグを組んだトロロッソの“因縁対決”も注目だ。新人ドライバーは、アルファロメオをタイトルスポンサーに迎えたアルファロメオ・ザウバーから昨年のGP2王者シャルル・ルクレールがデビュー。ウィリアムズからはロシア出身のセルゲイ・シロトキンがF1デビューを果たす。また、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは今シーズンが初のF1フル参戦となる。テレビ放送はフジテレビがCSで生中継。オンデマンドでも視聴可能。また、DAZNもフジテレビとは異なる独自の解説陣によるライブ配信を視聴できる。<2018年 F1オーストラリアGP スケジュール>3月23日(金)・フリー走行1回目 10:00~11:30(現地時間 12:00~13:30)・フリー走行2回目 14:00~15:30(現地時間 16:00~17:30)3月24日(土)・フリー走行3回目 12:00~13:00(現地時間 14:00~15:00)・予選 15:00~(現地時間 17:00~)3月25日(日)・決勝 14:00~(現地時間 16:00~)<サーキット情報>サーキット名: アルバート・パーク・サーキット所在地: オーストラリア・ビクトリア州メルボルン市コース全長: 5.303km周回数: 58周トップスピード:時速305kmF1オーストラリアGPは、1985年にF1カレンダーに組み込まれた。1995年まではアデレードで開催され、翌96年に現在のメルボルン、アルバート・パークへ舞台を移した。その歴史は長く、今季カレンダーの中でアルバート・パークよりも長い開催歴を持つ会場は10コースしかないほか、1950年代には非選手権レースも開催され、スターリング・モスが2勝を挙げている。印象的なレースも多数あり、1991年の決勝は、豪雨の影響により14周(52.920㎞/32.886マイル)で打ち切られ、アイルトン・セナが勝者となりましたが、これは現時点でF1史上最短のレースとなっている。アルバート・パーク・サーキットは、湖を取り囲むような設計となっているストリートサーキット。一年の大半は一般の人々が自由に遊び、一般車両も通行できる公園のため、路面が滑りやすく、レースでは各ドライバーが苦戦をする。全体的に平坦な中速サーキットであり、オーバーテイクポイントも少ないため、走行ラインをはずしながらオーバーテイクを試みると、車体が滑り予期せぬ事故にもつながる。セーフティカーが登場する頻度も高いサーキットである。気候は夏の終わりで天気が変わりやすい気候。突然の雨や強風の影響を受ける可能性が高く、予選と決勝レースで使用されるタイヤが異なる場合があるなど、ドライビングスタイルの変化も見所の一つである。Absolute lap record: 1:22.188 – Lewis Hamilton, 2017 Q3Race lap record: 1:24.125 – Michael Schumacher, 20042017 P1 fastest lap: 1:24.220 – Lewis Hamilton2017 P2 fastest lap: 1:23.620 – Lewis Hamilton2017 P3 fastest lap: 1:23.380 – Sebastian Vettel2017 fastest race lap: 1:26.538 – Kimi Raikkonen
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