アウディは、2015年のル・マン24時間レースも例年通り3台体制で挑む。ル・マン24時間レースを主催するフランス西部自動車クラブは、第83回ル・マン24時間レースに、アウディが申請したすべてのエントリーを認めると発表。これによりアウディは6月13〜14日に開催されるレースに3台体制で参加することになる。
また、トム・クリステンセンが、主催者の要望により“グラン マーシャル”に就任した。ACOは、パリで開催したプレス カンファレンスで、全56台からなるエントリーリストを正式に発表。アウディは、昨年の大会で13回目の総合優勝を獲得したことにより、LMP1クラスの予選通過シード権を獲得。昨年の覇者、マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ組は今年、ゼッケン7番のAudi R18 e-tron quattroを駆り、4回目の総合優勝を目指して闘う。総出場台数に限りがあったが、出場車両セレクション会議でアウディスポーツ チームヨーストが申請していた他の2台のエントリーも認めらた。ルーカス・ディ・グラッシ / ロイック・デュバル / オリバー・ジャービス組がゼッケン8号車のAudi R18 e-tron quattro、さらにフィリップ・アルバカーキ、マルコ・ボナノミ、そして新人のレネ・ラストのトリオがゼッケン9号車でエントリーする。パリで行われたACOのカンファレンスに出席したアウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは「申請した3台すべての参加が認められたことをとても嬉しく思っています。アウディは、ル・マン24時間レースに17年連続で出場しており、ハイブリッドカーとなってからは無敗を誇っています。今年から新たなライバルが登場することは、2012年から始まったプロトタイプマシンで争われるFIA世界耐久選手権(WEC)が成長を続けている証であり、心から歓迎致します」とコメントした。