ザウバーF1チームは、新しいパワーユニット規制が導入される2026年にアウディが参入する前に、シュテファン・シュトレーンズとプログラムディレクターとして契約したことを発表した。ステファン・シュトレーンズは、13年間勤務したメルセデスからヒンウィルを拠点とするチームに移籍する。正式な入社日は今年10月1日と決定しており、ザウバーグループのCEOであるアンドレアス・ザイドルに直属する。
これは重要な契約であり、シュトレーンズはトヨタ、BAR、ルノー、ロータス、そして最近ではメルセデスで働いていた経験を持つ、F1での20年以上の経験を持つ人物だシュトレーンズは、チームが独自のエンジンを生産するアウディのファクトリーチームへと変貌を遂げる準備を手助けすることになる。「2026年にアウディF1ファクトリーチームになるというエキサイティングな旅に、ザウバー・モータースポーツの才能ある人々とともに参加できることを非常に誇りに思い、興奮している」とシュトレーンズは語った。 「私は以前の役職でも同様の経験をしており、この新しい挑戦的なプログラムにこれまでの経験とエネルギーをすべて注ぎ込み、オントラックとオフトラックの両方で持続可能な長期的成功に必要なツール、プロセス、文化を開発するつもりだ」 「これまでのテクノロジーとモータースポーツでの実績を持つアウディのような象徴的なブランドに加わることは本当に光栄だ。F1でチャンピオンシップを獲得するという私たちの野心的な目標において、リーダーシップを発揮することを楽しみにしている」シュトレーンズは、F1キャリアの中で、エンジニアリングからリーダーシップまで、さまざまな役職を歴任し、最近では運用および組織戦略の開発と実装に携わっている。ザウバー・モータースポーツ・グループは、彼の経験が、2026年にチームがアウディに移行する上で非常に重要だと考えている。アンドレアス・ザイドルが説明したように、シュトレーンズはファクトリーからのコンセプトの実現からレーストラックまで、F1カーのプログラムに携わることになる。 「ステファンをチームに迎えることができて大変嬉しく思う。彼はこれまで数々のレースや選手権で優勝した経験を活かして、私たちのリーダーシップチームをさらに補完し強化してくれると確信している」とザイドルは語った。「ステファンは、そのユニークな経験を活かして、チーム全体の効率性を高める上で重要な役割を果たし、アウディF1ファクトリーチームとなった際に、財務規制の完全な最適化に向けた準備を整えてくれるだろう」「ステファンの主な使命は、私や経営陣、そして拡大する技術、運営、財務部門すべてと緊密に連携しながら、コンセプトからトラック導入まで、完全に合理化され最適化されたF1カープログラムを提供することだ」