アウディは、FIA(国際自動車連盟)から要請があれば、カスタマーチームにF1パワーユニットを供給する準備ができていると語る。アウディは、2026年に独自のF1エンジンでF1に参入する一方で、車のシャシーを構築するザウバーF1チームと提携する。2026年の参入に先立ってザウバー・グループに大きな出資をすることを計画しており、参戦3年目でレースに勝つという目標を設定している。
ただし、エンジン契約を結んでいないチームがいる場合、アウディは、他のチームにF1パワーユニットを提供する必要がある場合がある。F1レギュレーションでは、FIAに介入を求められた場合、カスタマー数が最も少ないメーカーがチームにF1パワーユニットを供給する必要があると規定されている。FIAのモハメド・ビン・スライエムは、新たなF1チームの入札を開始することを示唆しており、F1チームが増えた場合、複数チームにF1パワーユニットを供給していないアウディとルノーはカスタマーチームへの供給を求められる可能性がある。アウディ・フォーミュラ・レーシングのCEOであるアダム・ベイカーは、必要に応じてFIAと協力するための設備を用意するとAS に語った。「レギュレーションに従ってエンジンを供給するようFIAから要求されるかもしれない」とアダム・ベイカーは語った。「それが起こったとしても、我々は準備ができているだろう。しかし、現時点ではカスタマーチームは探していない。それは時期尚早だ。我々はファクトリーチームとしてのプログラムに集中している」アウディはF1エントリーの準備に数年を費やしており、アダム・・ベイカーはそれが2026年のキャンペーンに有利になることを期待している。「我々は目の前にある課題を認識している」とアダム・ヘイカーは語った。「早い段階で決断したので、アウディが2026年に参入することは魅力的だ。最初のレースまで42か月ある。過去30年間で、どのメーカーにとっても最も早い決断の1つに違いない」「また、2026年はレギュレーションサイクルの始まりだ。通常は他のメーカーはレギュレーションサイクルの真っ只中に参入していた。それらはパワーユニットだけでなく、シャーシも変更する」「ある意味では、過去の経験を持つ競合他社のアドバンテージをリセットすることができ、新しいコンストラクターが競争しやすくなる」
全文を読む