アウディは、マクラーレンF1チームの大規模な株式を6億5,000万ユーロ(約876億円)で取得すると報じられている。2026年のF1参入が噂されているアウディは、同じフォルクスワーゲン・グループ傘下のポルシェとは異なり、エンジンサプライヤーとしてでだけなく、F1チームの運営にも関与したいと考えていると報じられている。
昨年、アウディは、マクラーレンのモータースポーツ部門と自動車部門を約13億ドル(約14800億円)で買収すると報じられたが、直後にマクラーレンは完全に否定していた。だが、アウディは、マクラーレンの買収、もしくは大規模な株式の取得、主にマクラーレンF1チームの大規模な株式を取得するために交渉を続けているとされている。Automobilwocheの報道によると、当初、アウディはマクラーレンF1チームの5億ユーロの買付代金で株式の取得を提案していたが、さらに1億5000万ユーロが上乗せされたと報じた。早ければ4月4日(月)にも意向表明書にサインされるとしている。アウディの計画は、まずはF1部門を引き継ぎ、次にロードカー部門を買収することだという。以前の報道では、ポルシェとアウディを含めたフォルクスワーゲンの監査役会が4月5日に開かれ、その場で2026年のF1への参入の可能性について話し合う予定だとされていたが、Automobil Wocheは会議は今月後半になると伝えている。2026年からのアウディとのチームアップが噂されているマクラーレンだが、現在、まったく新しい2022年F1マシンに苦労している。「我々には十分なパフォーマンスがない」とマクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルはmotorsport-magazin.comに語った。「特定の原因はない。車は機能し、ベースは良好だ。グリップが不足しているだけだ」「パフォーマンスに問題があることはわかっている。それが我々が注力していることだ。過去3年間の開発は非常に良好で、現在、我々はその真価を問われている」アンドレアス・サイドルは、マクラーレンF1チームが現在「空力コンセプト全体の重要な分析を行っている」ことを認めた。
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