ラランス・ストロールが、2026年F1ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)でマシントラブルに見舞われた。アストンマーティンが大規模アップグレードを施した「AMR26B」の実戦デビューは、開始早々に暗雲が立ち込める展開となった。ストロールはセッション序盤、ターン3進入で突然マシンのコントロールを失ってスピン。そのままコース脇にマシンを止めたことで赤旗が提示された。
リアサスペンション破損で赤旗リプレイ映像では、ストロールはターン2を立ち上がった直後にマシン後部の挙動が乱れ、ターン3進入で突如スピン。ドライバーのミスというよりも、車両側の異常が原因とみられる動きだった。ストロール自身も無線で「リアサスペンションの故障だ」と伝えており、F1 TVのテクニカル解説でも、今回AMR26Bで刷新されたリアサスペンションが原因である可能性が指摘された。また、一部では左リアタイヤの装着不良の可能性も取り沙汰されているが、現時点で原因は明らかになっていない。Here's a look at what happened to Lance Stroll on the approach to Turn 3 #F1 #HungarianGP pic.twitter.com/5a3zFinlZ3— Formula 1 (@F1) July 24, 2026 スペア不足への懸念も浮上F1 TVのテクニカルアナリスト、サム・コリンズは「もしアップデートパーツの破損であれば、アストンマーティンにとって大きな問題になるかもしれない。今週末はスペアパーツが十分ではないことをチーム自身が認めている」と懸念を示した。アストンマーティンは今大会でノーズ、フロア、リアサスペンションなど16項目に及ぶ大規模アップグレードを投入。AMR26Bとして初めて実戦投入されたが、その重要パーツとみられるリアサスペンションにトラブルが発生した可能性がある。幸いにもストロールはバリアへの接触を避けたため、マシンは回収後に大きな外傷は確認されず、追加の修復作業は最小限で済む見込みだ。セッションは約6分間の中断を経て再開された。今回のトラブルが部品そのものの不具合なのか、それとも組み付けや個別の問題なのかは、アストンマーティンの調査結果が待たれる。今回のアップグレードの信頼性を占う上でも、週末を通じて注目が集まりそうだ。