アストンマーティン・ホンダF1にとって、2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPは厳しい結果に終わった。ランス・ストロールとフェルナンド・アロンソの2台がともにリタイアを喫し、チームは無得点で週末を終えた。レース後、チーフ・トラックサイド・オフィサーのマイク・クラックは、ダブルリタイアとなったレースを振り返りながらファンへの感謝を述べた。
クラック「2台ともトラブルに見舞われた」クラックは、ストロールがギアボックス、アロンソがバッテリーのトラブルによってリタイアしたことを明かし、次戦オーストリアGPへ向けて立て直しを図る考えを示した。「厳しい週末は2台ともリタイアという結果で終わった。ランスはギアボックスの問題を報告し、フェルナンドはバッテリーのトラブルによってマシンを止めなければならなかった。今後は状況を分析し、シュピールベルクへ向けて準備を進める。また、ここに来てくれたすべてのアストンマーティン・アラムコのファンに感謝したい。グランドスタンドを埋めるグリーンの光景を見ることができてうれしかったし、そのサポートに心から感謝している。今後のレースでより多くの歓喜を届けられるよう、引き続き全力を尽くしていく」ホンダはドライバビリティ改善に注力ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、週末を通じてパワーユニットの最適化とドライバビリティ向上に取り組んでいたことを説明した。「ドライバーに自信を持って走ってもらうこと、そしてエンジンパフォーマンス最適化のためのデータ収集という観点から、走行時間が非常に重要になります。本日も多くの周回を重ね、さまざまなデータを収集することができました。また、明日の予選および日曜の決勝に向けて、連続プッシュラップ、ロングラン、アタックラップなど複数のシナリオでエンジンマッピングを試しました。今晩からは、ドライバビリティを改善する作業にフォーカスしていきます。現時点ではコーナーでドライバーの自信がやや不足しているため、予選までに改善を重ねていきます」アロンソは母国レースで無念の途中棄権ホームレースを迎えたアロンソは、予選後のパワーユニット関連コンポーネント交換によりピットレーンからスタートした。第1スティントを長く引っ張る戦略を採り、終盤には2セット目のハードタイヤへ交換。キャデラックのセルジオ・ペレスと戦いながらポイント圏内進出を目指したが、レース終盤にバッテリーのトラブルが発生し、コース脇にマシンを止めてリタイアとなった。「バッテリーに問題が発生し、リタイアしなければならなかった。パフォーマンス面で苦戦しているし、夏休み頃まではこの状況が続くことも分かっている。今週末のファンのサポートは本当に素晴らしかったし、すべてに感謝したい。残念ながら、彼らが望んでいた結果を届けることはできなかった」ストロールはギアボックス故障で早期リタイア一方のストロールはレース序盤にギアボックスの不具合に見舞われた。数周にわたって3速と4速が使用できない状態となり、チームはマシンをリタイアさせる決断を下した。「ギアボックスの問題によってリタイアしなければならなかった。ここ数周は3速と4速を使うことができなかった。この件についてはレース後に調査する。改善しなければならないことはたくさんあるし、夏休み前後に投入予定のアップグレードパッケージに集中している。それまでは厳しい状況が続くことも理解している」アストンマーティン・ホンダF1は今季ここまでパフォーマンス不足に苦しんでおり、チーム首脳陣も夏休み前後に予定する大型アップグレードを重要な転換点と位置付けている。バルセロナでは2台揃ってチェッカーを受けられなかったが、次戦オーストリアGPでの巻き返しを目指す。
全文を読む