2026年F1バーレーンテスト第2週初日、アストンマーティンに再び暗雲が立ち込めた。午後の走行中、ランス・ストロールがマシントラブルに見舞われ、赤旗の原因となった。開幕を目前に控えるなか、十分な周回数を重ねられていないシルバーストン拠点のチームにとって、今回の停止はさらなる痛手となる。
バーレーン・インターナショナル・サーキットのターン11へ進入する直前、ストロールのAMR26は突如ドライブを失った。新型ホンダ製パワーユニットの回転数が落ち込み、ギアはニュートラルに入った状態となった。その影響でマシンはスピン。コーナー外側のグラベルに止まり、ストロールはコクピットから降りると明らかに不満げな様子を見せた。この時点でストロールは17番手。マシンはフラットベッド車でピットへ回収されたが、残り約3時間のセッションで復帰できるかは不透明だ。アストンマーティンにとっては、これが最新の後退となる。バルセロナでのプライベートテストでも走行は限定的で、サクヒールで行われた第1回テストでも周回数は最少だった。チームメイトのフェルナンド・アロンソも午前4時間で28周にとどまり、ストロールもこの日わずか7周目でストップしている。F1公式サイトのマイク・シーモアは「アストンマーティンからの追加情報だが、今朝アロンソがガレージに留まったのはパワーユニットの問題が原因だったとチームが認めた」と伝えた。さらに「プログラム開始の遅れとこれまで経験してきた問題を踏まえれば、現時点で後手に回っていることをチームも認めている。テスト残り期間、そしてシーズン開幕に向けた優先事項は明確だ。細かなトラブルを解消し、失われた走行距離を取り戻すことだ」と説明している。なお、この日の午後にストロールを襲ったトラブルの原因については、現時点では明らかにされていない。ストロールは先週、AMR26について「トップ勢より1周あたり4〜4.5秒遅い」と述べていた。ワークス体制初年度となるホンダ製パワーユニットは、ライバルに比べて出力面で劣る可能性が指摘されている。また、エイドリアン・ニューウェイが設計を主導したアグレッシブな空力コンセプトも、パワーユニットの冷却面で課題を抱えているとみられている。テスト残り2日間で走行距離を伸ばせなければ、アストンマーティンは2026年F1開幕戦を前に大きな不安を抱えたままメルボルンへ向かうことになりそうだ。Here's a replay of Stroll's spin at Turn 11 #F1 #F1Testing (sound on ) pic.twitter.com/JdCcDYD8GI— Formula 1 (@F1) February 18, 2026
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