アストンマーティンF1チームは2月9日、2026年F1シーズンを戦う新車「AMR26」のリバリーを正式に発表した。アストンマーティンは2026年シーズンに向けた全11チームの中で最後にリバリーを公開したチームとなり、今週後半に開幕するバーレーンでのプレシーズンテストを前に、その全貌が明らかになった。
リバリー発表は「Opening Night Season Launch」と銘打たれ、サウジアラビア・ダンマンにある文化施設「キング・アブドゥルアジーズ世界文化センター(Ithra)」で実施された。同施設はタイトルスポンサーであるアラムコの本拠地としても知られている。発表イベントは英国時間19時(日本時間10日午前4時)にスタートし、アストンマーティンF1チームの公式TikTokおよびYouTubeチャンネルを通じてライブ配信されたほか、英国ではSky Sports F1でも放送された。イベントでは、チーム代表であり2026年マシンの設計を手がけたエイドリアン・ニューウェイが基調講演を行い、さらにアラムコ、ホンダ、バルボリンが技術面での取り組みを紹介した。加えて、「The World of Hans Zimmer」による音楽演出(指揮:ヨドク・ヴィルレ)や、俳優のカヤ・スコデラリオによるメッセージも盛り込まれ、チームが予告していた通り“シネマティックな体験”を前面に打ち出した演出となった。AMR26は、2026年の新レギュレーションに対応する初のアストンマーティンF1マシンであり、ニューウェイが全面的に設計を主導した初のシャシーでもある。先月行われたバルセロナでのシェイクダウンでは、最終日にオールブラックのステルスカラーで初走行を行い、その独特なパッケージングが注目を集めていた。アストンマーティンは2026年からホンダとワークスパワーユニット提携を開始しており、AMR26は新時代の幕開けを象徴する一台として、大きな注目を集めることになりそうだ。