2026年型アストンマーティンF1マシンは、木曜にバルセロナでついに姿を現した。急進的な外観を持つ2026年型アストンマーティンF1マシンは、「別次元」「驚異的な細部へのこだわり」と評され、エイドリアン・ニューウェイによる設計がテスト現場で大きな注目を集めた。
ホンダ製パワーユニットを搭載するこのマシンは、スペインでの走行開始が木曜の遅い時間帯となり、まずはランス・ストロールが低速で数周を走行。その後、金曜にはフェルナンド・アロンソがニューウェイ設計のマシンを初めてドライブし、49周を走り込んだ。アストンマーティンは2026年F1の新時代に大きな期待を寄せている。シルバーストンに建設された最先端ファクトリーへの巨額投資、ホンダとのワークスPU契約、そして設計の天才ニューウェイの加入。彼がレギュレーションをどう解釈するのかは、パドックでも大きな関心事となっていた。ニューウェイの目を引く設計については、RacingNews365のテクニカルアナリストであるパオロ・フィリゼッティが分析。さらに、チームの古参メンバーがAMR26開発の舞台裏をSNSで明かしている。「AMR26──私にとって25台目のF1マシンだが、初めての“ニューウェイ車”だ」そうLinkedInに投稿したのは、製作部門のリーダーであるニール・ザンバーディ=クリスティーだ。彼はジョーダン時代から、ミッドランド、スパイカー、フォース・インディア、レーシング・ポイントを経て、現在のチームに在籍してきた。「これまで素晴らしいマシンもあったし(ひどい出来のものもいくつかあった)、だがこれは別次元だ。デザインと細部へのこだわりは驚異的だが、それ以上に印象的なのは、この設計と厳しいタイムフレームが生み出した課題に対し、チーム全体がどう立ち向かったかという点だ」「工場の清掃スタッフからテクニカルディレクターに至るまで、全員がこのマシンに関わっている。これは完全なチームワークであり、我々が作り上げたものを誇りに思うべきだ」「多くの人が何カ月にもわたり、常軌を逸した時間を費やしてここまでたどり着いた。その負担が本人や家族、愛する人たちにどれほど影響しているかは、過小評価されがちだ。しかし、その献身、覚悟、そして本当に血のにじむような努力が、我々をこの地点まで導いた。彼らは、得られるよりもはるかに多くの評価を受けるべき存在だ。私から同僚全員に大きな感謝を伝えたい」「この一員であることを誇りに思う、素晴らしいチームの成果だ」「速さについては時間が教えてくれるだろう。だが、見た目どおりに速ければ、我々は良い年を迎えることになるかもしれない…」エイドリアン・ニューウェイの哲学が細部にまで刻み込まれたAMR26。その真価が問われるのはこれからだが、少なくとも最初の一歩は、パドックに強烈な印象を残した。