アストンマーティンF1の内部関係者が、デザイン界の伝説エイドリアン・ニューウェイの unusual(珍しい)習慣を明かした。ニューウェイは史上最高のカーデザイナーのひとりと広く見なされており、彼が設計したマシンはウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで通算25回のワールドチャンピオンシップを獲得してきた。
現在66歳のニューウェイは、19年間在籍したレッドブルを離れ、今年3月からアストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーに就任した。ニューウェイは、2026年にスポーツへ導入される新レギュレーションと、同年から搭載するホンダのワークスパワーユニットのもとで、アストンマーティンをより前方に押し上げようとしており、野心的なこのチームは将来的にタイトル争いを目指している。アストンマーティンのアンバサダーであるペドロ・デ・ラ・ロサは、ニューウェイがいかに懸命にシルバーストンのチームをライバルに近づけようとしているかを明かし、非常に遅い時間まで働いていることを示唆した。「重要なのは、エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンに来たのは引退するためではないということだ」とデ・ラ・ロサはポッドキャスト『Dura La Vita』で語った。「彼はチームの可能性を見ているからだ。ニューウェイは24時間働いているわけではない、なぜなら彼も寝るからだ。ただし、彼が眠る時間は本当にわずかだということは保証できる。そしてそれは驚くべきことだ」「どの日でも、どの時間でも工場に行けば、彼がオフィスにいるのを目にするだろう。いつでもだ。午前2時でさえ、僕が物を取りに行って置いてくるときにも彼はいるんだ」「“エイドリアン・ニューウェイ効果”は単なるマーケティングの話ではない。それは仕事の効果であり、インスピレーションの効果でもある。そしてそれは新しい世代を突き動かし、鼓舞している。誰もが彼と一緒に働き、学べることにとても興奮している」「ニューウェイがチームに来たのは、彼が可能性を見たからだ。風洞やCFDテストなどに何年もかかる投資があるから、その可能性は存在している。ただし、我々がそれを証明するのは2026年になる。これらすべてはきれいな言葉に過ぎないが、ひとつのライフラインが多くを物語る」
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