アストンマーティンのF1チームは、オフィステクノロジーのリーダーであるゼロックス(Xerox)と新たなパートナーシップを締結し、同社がチームのグローバルパートナーになることを発表した。来シーズンから開始されるこの契約により、ゼロックスは「マネージドプリントサービス、拡張現実、マーケティングインサイト」など、さまざまな分野におけるデジタルテクノロジーソリューションで、コース上およびコース外でのアストンマーティンを支援することになる。
つまり、ゼロックスは、サーキットでもチームの新しい風洞でも役立つテレメトリーオーバーレイやAR、そして「ゼロックスのソリューションから直接得られる」データに基づく洞察の基盤を提供する。また、11月21日から23日にかけて開催されるラスベガスグランプリの週末には、シルバーストーンを拠点とするチームのマシンに同社のブランドが表示されることになっている。アストンマーティンの商業およびマーケティング担当マネージングディレクターであるジェファーソン・スラックは「ゼロックスは長年にわたりイノベーションのリーダーであり、今回の提携により、正確性と効率性を重視する2つのブランドが結びつく」とコメント。「ゼロックスと協力し、同社の専門知識を活用して当社チームのデジタル業務を強化できることを嬉しく思う。パフォーマンスの限界に挑む中で、今回の提携が当社を前進させてくれるだろう」ゼロックスのチーフ・グロース・アンド・ディスラプション・オフィサーであるディーナ・ラマルク・ピキオンは「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームがコース上での最高のパフォーマンスをひたすら追求するように、ゼロックスは最先端のソリューションで企業のデジタル変革を加速させる」と付け加えた。「私たちは共に、俊敏性と革新性が融合し、ビジネスがF1のスピードで卓越性を実現する、新しい未来を形作っている」このパートナーシップは、プーマとの新たな契約が締結された数日後に発表された。プーマは来年から、アストンマーティンの公式スポーツウェア、アスレジャー、テクニカルギアのパートナーとなる。プーマのブランドは、来季のF1キャンペーン開始前にマシンのカバーが取り外された際に、新型AMR25に施される予定である。