アストンマーティンF1のチーム代表を務めるマイク・クラックは、フェルナンド・アロンソが2024年以降チームと再契約しないことを懸念していたと明かした。アロンソとアストンマーティンとの当初の2年契約は2024年シーズンの終わりに満了となり、2度のワールドチャンピオンはF1での別の選択肢を模索することに熱心で、引退も視野に入れていた。
最終的にアロンソはさらに2年間在籍することを決め、その間にチームは2026年に導入される新テクニカルレギュレーションに向けてホンダと提携する。アロンソは2023年に加入したチームへのリスペクトから、できるだけ早く将来を決めたがっていたが、クラックはアロンソが去ってしまうのではないかと心配していたことを認めた。アロンソが再契約することに疑問を感じていたと質問されたクラックは「そうだ。レースを続けるかどうか確信が持てなかったからだ」とメディアに語った。「それが私がよく眠れなかった原因であり、彼がどこかに行くのではないかということではなかった。彼の言葉はいつもとても信頼できるものだったし、私はそれを信じていた。彼はそれを貫き通した」「だから疑念はあったが、もうそんなことはない」新契約の一環として、アロンソは2026年シーズンに1975年のグラハム・ヒル以来となる45歳のF1ドライバーとなる。「そのような資質を備えたドライバーは、スプリント(中国GP)の予選で見たとおりだ。それは本当に信じられないほどのものであり、彼が得られるパフォーマンスだ」とクラックは付け加えた。「しかし、レースクラフト、レースインテリジェンスも、鈴鹿のDRSで見たし、メルボルンでも目にした」「ここには非常にインテリジェントで、すべてを俯瞰できる人物がいる。多くの人が彼との契約を希望していたと確信している。おそらく彼の元チーム(アルピーヌ)だけではないだろう」「まとめるのには2、3日かかった。決断が下されたときに時間を無駄にしないよう、常に『もしも』を想定するものだ。彼が残ることに決めてからは数日の問題だった」
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