アストンマーティンF1のアンバサダーであるペドロ・デ・ラ・ロサは、ランス・ストロールがF1を辞める理由はないと主張する。チームメイトのフェルナンド・アロンソとの競争が続く中、アストンマーティンでのランス・ストロールのF1将来は憶測の対象となっている。
アストンマーティンのオーナーであるローレンスを父に持つストロールは昨年、F1をやめてテニスに転向することを検討しているとの見方を一笑に付した。ポッドキャスト『F1 Nation』の最新エピソードに出演したデイモン・ヒルは、アロンソが最近契約を更新したにもかかわらず、カルロス・サインツJr.がアストンマーティンに移籍する可能性があると感じていることを示唆した。「カルロスがフェルナンドの後釜になるという考えについてだが、彼にそんな度胸があるかどうかは分からない」と1996年のF1ワールドチャンピオンはジョークを飛ばした。「とにかく、この件について私を正してくれるのはペドロだと思うが、おそらくランスがテニスか何かをに転向することを決めたら、2人のスペイン人ドライバーがアストンマーティンで非常に強力なチームになるだろう」ヒルは確かにデ・ラ・ロサに訂正された。「デイモン、なぜランスは続けるべきではないのか?つまり、すべてのプロジェクトでチームに残り続けるには十分な理由があり、それがフェルナンドが残ることを決めた理由だ」「彼はジェッダとオーストラリアで素晴らしいレースをした。レースの一部ではフェルナンドよりも速かった。彼は彼の後ろでゴールした。まあ、実際、オーストラリアではフェルナンドより前でゴールしたんだけどね。つまり、そんなことはありえない」「ファクトリーの舞台裏で、新しい風洞で、チームに加わる人々で、何が起こっているのかを見ることができるのなら、なぜレースを続けたくないと思うのか。我々は将来に向けて素晴らしいチームを作っている」「F1では、強力なラインアップがある場合、ドライバーラインアップの変更は良くないと思う。ドライバーを維持し続けることが、最強のチームだと信じている」ストロールはドライバーズ選手権で10位につけており、開幕から4レースで9ポイントを獲得しているが、8位のアロンソより15ポイント少ない。