F1での究極の成功を目指してホンダと提携するアストンマーティンF1チームの次のステップは、ギアボックスを自社で製造することだ。レーシング・ポイントとアストンマーティンのアイデンティティにまたがるローレンス・ストロール所有の時代を通して、そしてチームがフォース・インディアとして知られる以前でさえ、シルバーストーンに本拠を置くチームはメルセデスからエンジンとギアボックスの両方を購入してきた。
しかし、アストンマーティンとホンダは先週、2026年からワークス協力に向けて提携することを発表。チームはアストンマーティン・ホンダとして独自にギアボックスを設計・製造する決断を下した。「2026年以降、リアサスペンションとともにギアボックスも自社製にすることを目指している」とアストンマーティンF1チームの代表であるマイク・クラックは確認した。「今週末から新しいファクトリーへの引っ越しを開始する。その後、ギアボックスの自社開発を開始する予定だ。まだ2年半もある」しかし、クラックは、F1はチームに独自のギアボックスの製造やライバルチームからの購入を義務付けるルールを見直すべきだとも主張している。「現代のF1ギアボックスは、他のモータースポーツカテゴリーと比較して性能にほとんど差がない」とクラックはコメント。「新しいものを開発し製造するのは確かに難しいが、不可能ではない。問題はコストだ」「性能の差はほとんどないのに、年間800万ドルから900万ドル(約11億円~12億円)もかかる。今こそ考え直す時だと思う」「スポーツ全体をより持続可能なものにするために、よりシンプルな技術でコストパフォーマンスの高いギアボックスを開発する方法をFIAと協議いるところだ」
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