アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は2026年F1開幕戦オーストラリアGPで8位入賞を果たし、デビュー戦でポイントを獲得した。今季のF1で唯一のルーキーである18歳は、アルバートパークでのレースで安定した走りを見せ、史上3番目の若さでのポイント獲得を記録した。このパフォーマンスはAuto Motor und Sportの評価でも高く評価され、レース優勝者ジョージ・ラッセルと並ぶ評価が与えられた。若きルーキーのデビュー戦は、F1関係者の間でも大きな注目を集めている。
18歳ルーキーがF1デビューでポイントリンドブラッドはアルバートパークで8位でフィニッシュし、F1史上3番目に若いポイント獲得者となった。これより若い年齢でポイントを獲得したのは、17歳でレッドブルのジュニアチームで結果を残したマックス・フェルスタッペンなど限られたドライバーだけである。「テレビで見ていたドライバーと戦えた」「彼らとレースができて本当にワクワクした」とリンドブラッドは語った。「僕はテレビでルイス・ハミルトンを見て育った。彼は僕がこのスポーツを好きになった大きな理由のひとつだ」「信じられない瞬間もあって、自分の頬をつねりたくなることもあった」一方、そのハミルトンは若きドライバーに助言を送っている。「彼はこの瞬間を楽しむべきだ」とハミルトンは語った。「ここではいきなり深い世界に放り込まれる。慣れるまでには時間がかかる。悪い日もあるだろうが、あまり気にしすぎないことだ」セリアック病で成長が止まった過去リンドブラッドがF1までたどり着いた経歴は異色だ。13歳のとき、グルテンを摂取すると小腸に炎症を引き起こす慢性自己免疫疾患「セリアック病」と診断された。この影響で回復のために約2年間、成長が止まる時期があったという。現在の身長は1.73メートルだが、シングルシーターでは不利になるサイズではない。「すべての出来事には理由があるんだと思う」とリンドブラッドは笑顔を見せた。ディスレクシアを抱えながら歩んだキャリアリンドブラッドはディスレクシア(読字障害)も抱えている。そのため学生時代は読解量の多い科目ではなく、数学と化学をAレベルの科目として選択した。ロンドン西部で生まれたリンドブラッドのヘルメットの後ろには3つの国旗が描かれている。父ステファンはスウェーデン出身で熱心なモトクロスファンであり、3歳のときに息子をモータースポーツへ導いた。母アニタはインド系のルーツを持つ。レッドブル育成入りは13歳リンドブラッドは13歳のとき、ヘルムート・マルコの目に留まりレッドブル育成プログラムに加入した。この年はちょうどセリアック病と診断された年でもあった。さらに7歳のころから、現在フォーミュラE王者となっているオリバー・ローランドの指導を受けていた。ローランドはメルボルンのレーシングブルズのガレージにも姿を見せていたという。「彼がいなければ、僕は今ここにいません」とリンドブラッドは語った。その後のジュニアキャリアは驚異的だった。■2023年イタリアF4、ヨーロッパF4、UAE F4を制覇マカオのレースでも勝利■2024年F3史上最年少優勝■2025年F2史上最年少優勝こうした実績を経て、18歳のリンドブラッドは2026年F1シーズンでグランプリデビューを果たした。開幕戦での8位入賞は、そのキャリアの次の章の始まりを強く印象づける結果となった。