アントニオ・ジョビナツィは、2020年もアルファロメオ・レーシングのF1シートを確保できると自信を見せている。今シーズン序盤、アントニオ・ジョビナッツィは、一貫してポイントを獲得するチームメイトのキミ・ライコネンのパフォーマンスに匹敵することができず、フェラーリの支援をもってしてもシート確保は難しいとの見方があった。
夏休み明けのF1ベルギーGPでは、ポイント圏内を走行するパフォーマンスを見せたが、残り2周でクラッシュリタイア。チームのオーナーのパスカル・ピットが『ノーコメント』と語ったことで、シート喪失は確実だとも報じられていた。だが、1週間後のモンツァでアントニオ・ジョビナッツィは9位でフィニッシュ。唯一のイタリア人ドライバーとして母国レースでポイントを獲得した。「彼はスパでのミスを埋めわせた」と元チームオーナーのペーター・ザウバーは Blick にコメント。チーム代表のフレデリック・バスールも「トニオがやっと彼の才能を示してくれたことを嬉しく思う」と語っていた。アントニオ・ジョビナッツィは、今は自分の将来がより明るくなっているとの見方に同意する。「来年にことにあまり集中したくはないけど、うまくやっていけば、誰も僕の代わりにはならないだろう」とアントニオ・ジョビナッツィは Autosprint にコメント。「シンガポールは完全に異なるトラックなので、クルマがどうなるか見てみなければならない。それでも、僕たちはまた良い結果を出せると自信を持っている」