アンドレッティ 「F1チーム新規参入の夢は諦めていない」

1978年のチャンピオンであるマリオ・アンドレッティは、今年の初めにF1の統治機関であるFIA（国際自動車連盟）に詳細不明の「書類」を提出したと主張した。しかし、それ以上の進歩は見られていない。FIAは新規参入者を探していることを示しておらず、マクラーレンとアルピーヌを除いて、既存のF1チームからのサポートも得られていない。F1のCEOであるステファノ・ドメニカリも、F1は「量の問題に直面しておらず」「F1のチーム数に弱点」はないと繰り返し表明している。また、ステファノ・ドメニカリは、アンドレッティの口頭でのアプローチはそのケースを改善しないとほのめかし、F1チームは所定のプロトコルに従わなければならないとした。今年8月、ステファノ・ドメニカリは「声が大きい人や大きな声の人だけでなく、他の人もいることを理解する必要がある」と述べた。「マリオのことは昔からよく知っている。彼は自分の考えを正しい方法で提示しようとしているが、ガバナンスは整っていると信じており、決定は、実施されているプロトコルに従わなければならない」しかし、マイケル・アンドレッティは、アンドレッティ・グローバルがF1対応の組織であることを確実にするための努力をやめていないと述べている。アンドレッティのF1参戦について尋ねられたマイケル・アンドレッティは「我々はまだ前進している」と認めた。「我々はまだ懸命に働いている。ここ数か月でかなり良い進歩を遂げたと思うし、諦めていない」また、マイケル・アンドレッティは、新しい施設の「起工式」が来週行われることを明らかにした。インディアナポリス国際空港の近くにある2億ドルの新しい本社は、2025年までに稼働し、500人の新しい雇用を生み出すことを目的としている。アンドレッティ・グローバルの全体的な拠点は米国に置かれるが、ロジスティクス上の理由から、ヨーロッパの場所から日常のF1オペレーションの多くを実行すると理解されている。本社は、アンドレッティのF1入札に特に依存していない。これは、インディカーやエクストリームEなど、アンドレッティの他の多くのモータースポーツプロジェクトもサポートするためのものだ。F1のチーフであるステファノ・ドメニカリは、グリッドサイズを拡大する見通しについて、特に非メーカーの場合には消極的だが、リバティメディアのグレッグ・マフェイ社長は、「時間の経過とともにチームを増やす可能性がある」と述べた。アンドレッティは、2016年に同じくアメリカを拠点とするハースF1チームが参加して以来、F1での完全な新規参入者になることを望んでいる。アウディは、アンドレッティが現在意図しているようにゼロから始めるのではなく、F1エントリーのためにザウバーが運営するアルファロメオチームを買収した。