メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、バルセロナ・カタルーニャGP初日の走行を終え、6連勝への挑戦は「簡単ではない」との見解を示した。FP1を欠場した影響もあり、金曜日は苦戦気味のスタートとなったが、予選と決勝に向けて挽回を目指している。現在ドライバーズ選手権で66ポイント差のリードを築くアントネッリは、5連勝中という勢いを維持して週末を迎えた。しかし、メルセデスのルーキー走行義務によりFP1ではフレデリック・ベスティにマシンを譲り、自身はFP2からの走行となった。
その結果、FP2では5番手に留まり、チームメイトのジョージ・ラッセルから0.5秒以上遅れる結果となった。マクラーレンとラッセルの速さを警戒FP1で最速タイムを記録したラッセルは、FP2でもランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢に割って入る2番手を記録。トップ3はわずか0.057秒差という接戦となった。アントネッリは、ライバル勢の競争力を認めながらも、土曜日に向けた改善に期待を寄せている。「ジョージはかなり速そうだし、マクラーレンもとても速く見える。だから簡単にはいかないと思う」「今夜の作業で状況を理解して、明日に向けてしっかり準備したい」また、自身の走行については特に予選シミュレーションで苦戦したことを明かした。「1周のアタックは少し難しかった。タイヤの作動ウインドウがとても狭くて、かなりオーバーヒートしている」「ベストなバランスを見つけようとしているけれど、1周しか走れない状況では難しい。それでもまだ改善の余地はかなりあると思うし、明日に向けては自信を持っている」タイヤ管理が週末の鍵にモナコやカナダの市街地サーキットを経て、F1は再び高速かつ伝統的なレイアウトを持つバルセロナ・カタルーニャ・サーキットへ戻ってきた。これにより、これまで優勢だったメルセデスに対し、マクラーレンが再び互角の戦いを演じている。メルセデスの副代表ブラッドリー・ロードは、今週末の最大のテーマがタイヤマネジメントになると分析する。「勢力図はモナコとは少し違って見える。おそらくマイアミで見た状況に近い」「我々とマクラーレンは非常に接近しているし、フェラーリも強そうだ。特にFP2でのシャルル・ルクレールのロングランは印象的だった」予選も決勝もタイヤとの戦いロードは、土曜日の気温上昇によってタイヤの扱いがさらに難しくなると予想している。「予選では全員がタイヤのオーバーヒートについて不満を言うことになるだろう。重要なのはタイヤから1周だけ最大限のパフォーマンスを引き出すことだ」一方で、決勝ではレースペースも重要になると指摘した。「ここはレースペースが重要なサーキットだ。決勝では複数回のピットストップになる可能性もある」「予選で良い位置につけることはもちろん大切だが、それ以上にレースに向けたセットアップを正しく仕上げることが重要になる」5連勝中のアントネッリにとって、バルセロナ・カタルーニャGPは今季最大級の試練となりそうだ。マクラーレン、フェラーリ、そしてチームメイトのラッセルが迫る中、選手権リーダーが6連勝を達成できるか注目される。【関連】・キミ・アントネッリがスパイダーマンに変身 F1バルセロナGPの観客席に出没