メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、F1オーストリアGPのオープニングラップで起きたマックス・フェルスタッペンとの接触について、自身の責任を認め謝罪した。18歳のルーキードライバーであるアントネッリは、ターン3でリヤブレーキをロックさせたことでレッドブルのフェルスタッペンのマシンに突っ込み、両者ともレースをリタイアする結果となった。
アントネッリは「遅れてブレーキを踏んだわけじゃない。ただブレーキを強く踏んだとき、前のマシンの影響もあってリヤがロックしてしまった」とSky Sportsに語った。「リヤがロックしてクルマを失い、その後はローソンを避けようとした。でももう手遅れだった。スピードが出過ぎていたし、フロントもロックし始めて減速するどころか加速していた。クラッシュは避けられなかった」フェルスタッペンとの接触については全面的に非を認め、「チームとマックスに対して本当に申し訳ない」と謝罪。「彼にとっては完全に巻き込まれただけだった」と語った。「もちろん大きなミスだった。今は前を向いてシルバーストンに集中したい。ペナルティを受けるかどうかはまだ分からないけど、重要なのはカナダのときのような走りをまたできるようになることだ」アントネッリは前戦F1カナダGPでキャリア初表彰台となる3位を獲得しており、優勝したチームメイトのジョージ・ラッセル、2位のフェルスタッペンに続く結果を残していた。しかしメルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、オーストリアGPを前にその好成績に対して過度な期待を抱かないよう釘を刺していた。「カナダで得た勢いを持続させることが我々の焦点だ」とヴォルフは語った。「シュピールベルクのコースは、我々の最近のアップデートがどれほど機能しているかを測る良いテストになるだろう」「シーズンはまだ長い。できる限りポイントを獲得し、再び表彰台を争えればと思っている」
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