マックス・フェルスタッペンはスプリントのポールポジションに続き、決勝でもポールを獲得し、オースティンで“2連続”を達成した。オランダ人ドライバーは見事な差をつけてフィールドを打ち負かし、ランド・ノリスがグリッド2番手を確保した。一方、チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリは6番手にとどまり、決勝で巻き返しを図る必要がある状況となった。ここでは、COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で行われた予選の主なデータとトリビアを紹介する。
■ フェルスタッペンは今回のレッドブルでの47回目のポールポジションを獲得し、アイルトン・セナがマクラーレンで記録した46回を上回った。これにより、ドライバーとチームの組み合わせによる通算ポール数では、フェラーリ時代のミハエル・シューマッハ(58回)とメルセデス時代のルイス・ハミルトン(78回)に次ぐ3位につけている。■ フェルスタッペンは今季7回目のポールを獲得。これは他のどのドライバーよりも2回多い記録となる。また、オースティンでのグランプリポールは2回目であり、2019年にホンダとの提携が始まって以来、レッドブルとして通算50回目のポールポジションとなった。■ フェルスタッペンはこれまでポールスタートの46レース中35勝を挙げている。ただし、過去3回のアメリカGPではポールシッターが一度も表彰台に上っていない。■ ノリスは2番手となり、フロントローはスプリントと同じ顔ぶれとなった。なお、ここCOTAでは直近7レースのうち5レースで、2番手スタートのドライバーが1周目をリードしている。■ シャルル・ルクレールは3番手で、これはハンガリーGPでポールを獲得して以来の最高スタート位置。■ ジョージ・ラッセルは4番手で、オースティンでの自己ベストスタートに並んだ。■ 元チームメイトのルイス・ハミルトンは5番手。オースティンには通算13回出場しており、そのうち12回でトップ5に入っている。■ ピアストリは6番手にとどまり、COTAでトップ4からスタートしたことはこれまで一度もない。■ オーストラリア人のピアストリは直近3戦のうち2戦でトップ3グリッドを逃している。フェルスタッペンはオースティンで0.3秒近い差をつけてポールを獲得した。■ アンドレア・キミ・アントネッリは7番手で、今季これでラッセルに対して予選で17対2と下回る結果となった。■ オリバー・ベアマンは8番手に入り、これはハースにとってオースティンでの過去最高位スタート記録に並ぶ。■ カルロス・サインツJr.は9番手で、これでオースティンでは6戦連続のQ3進出となった。■ フェルナンド・アロンソは10番手で、今季10回目のQ3進出を果たした。■ スプリントでは4番手につけていたニコ・ヒュルケンベルグだが、グランプリ予選では11番手にとどまった。これは今季3回目の11番手であり、グランプリでまだ一度もトップ10スタートを果たしていない。■ リアム・ローソンは12番手で、レーシングブルズとしては直近7戦のうち2回目のQ3進出逃し(もう一度はモンツァ)となった。■ 角田裕毅は13番手で、これで2戦連続の13番グリッドスタートとなった。ピアストリは苦戦し、決勝では6番手スタートにとどまった。■ ピエール・ガスリーは4戦ぶりにチームメイトを予選で上回った。■ フランコ・コラピントは15番手で、これは5戦前のハンガリー以来の自己最高スタート。■ ガブリエル・ボルトレトは2戦連続でQ1敗退を喫し、16番手に終わった。■ エステバン・オコンはスプリント予選(SQ1)と決勝予選(Q1)の両方で敗退し、17番手となった。■ ランス・ストロールは今季13回目のQ1敗退で、全ドライバー中最多。■ アレクサンダー・アルボンはオースティンで3年連続のQ1敗退。■ アイザック・ハジャーはQ1序盤でクラッシュし、今季2回目のQ1敗退となった。