テキサス・モーター・スピードウェイのエディ・ゴセージ会長は、同じテキサスで開催されるF1アメリカGPをNASCARスプリントカップレースと同じ日にぶつけたバーニー・エクレストンとサーキット側を批判した。F1アメリカGPの決勝レースは、11月2日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されるが、同じ日に350km離れたフォートワースでNASCARスプリントカップシリーズのAAAテキサス500が開催される。
「間違いなく愚かな行為だ」とエディ・ゴセージは Associated Press にコメント。「だが、驚いてはいない。バーニー・エクレストンはしばしば愚かなことをするからね」と彼は述べた。「スマートとはいえない。1年には52週ある。それなのに、F1はオースティンのためにその週しか用意できなかったのか? 冗談はやめてほしい」また、サーキット・オブ・ジ・アメリカズの関係者に対しても“立ち上がり、ノーと言う”強さや勇気はなかったのかと批判した。一方、バーニー・エクレストンは、彼には世界中で開催される19戦を1つのカレンダーに組み込んでいるF1のロジスティクスの複雑さを理解できていないと反論した。「我々にはNASCARにはない小さな問題がある。全ての器材を移動するのに6基のジャンボジェットを飛ばしている。それらを利用する最も賢明な方法を見つけなければならない」とバーニー・エクレストンは Press Association Sport に述べた。「効率を考えなければならないし、空港でトラブルに遭う可能性も心に留めておかなければならない」「いろいろと大変なのだが、彼やその他の人々はそれを理解していない。アメリカの1つ前のレースはロシアのソチだ。初めて行く場所であり、そこを発ってオースティン入りすることになる。ブラジル入りするよりもその方がはるかに楽だろう。次にサンパウロへ行き、アブダビへ向かう「我々のような大変な仕事をこなす必要がなくて彼は非常にラッキーだ」またバーニー・エクレストンはまた、両シリーズの“客層は異なる”と主張。日程が重なっても双方の動員数には影響しないとの考えを示した。
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