ルノーCEOのフランソワ・プロボストは、アルピーヌF1の将来を巡る憶測が続くなか、ルノーが今後も長期にわたってF1に参戦し続ける方針を明言した。メルセデスとの資本提携交渉の破談や、中国の自動車大手BYDによる関与の噂などが浮上するなかでも、プロボストはF1をルノーの重要な戦略資産と位置付けている。
ルノーCEOが長期参戦を約束フランソワ・プロボストは、ルノーおよびアルピーヌF1が今後も長期にわたってF1に参戦し続けると断言し、チームへの強いコミットメントを示した。RTBFのインタビューでプロボストは「私たちはF1に長く参戦し続ける」と語った。さらにF1について、「8億人から10億人がフォローする世界で最も人気のあるスポーツだ」と強調し、ルノーにとって重要な活動であるとの認識を示した。アルピーヌを巡る憶測が続くアルピーヌF1を巡っては、オトロ・キャピタルが保有する24%の株式に関する交渉がメルセデスとの間で破談となったほか、中国の自動車大手BYDの名前も将来的なF1プロジェクトとの関連で報じられている。また、チームの所有体制や将来について様々な憶測が飛び交っている状況だ。一方でチームは2025年にコンストラクターズランキング最下位に沈み、2026年からは自社パワーユニット計画を終了してメルセデス製パワーユニットを使用する決断を下した。再建への手応えを強調プロボストは、自身がルノーCEOに就任した際にチームの安定化を最優先課題として掲げたと説明した。「私が就任したとき、チームには安定を求めた。そしてすべてが徐々に正しい方向へ進み始めている」「新しいダイナミクスを感じている」また、ドライバー体制についても高く評価した。「ピエール・ガスリーは実績あるドライバーで、2028年まで契約している。一方でフランコ・コラピントも非常に順調に成長している」さらに、再建の中心人物となっているフラビオ・ブリアトーレにも賛辞を送った。「私は彼と非常に良好な関係を築いている」「彼は2年前、チームにとって最も厳しい時期に戻ってきてくれた。状況を立て直し、すべてがうまく機能している」勝利を最優先するルノーの姿勢プロボストは、2027年から開始されるグッチとのタイトルスポンサー契約についても歓迎した。「これは素晴らしいニュースだ」「高級ブランドがF1チームのメインスポンサーになるのは初めてのことだ」そして、ルノーが自社パワーユニット開発を終了し、メルセデスのカスタマーチームとなる決断についても正当性を主張した。「ルノーは40年以上にわたってF1の歴史の一部だった」「だが何よりも私はパフォーマンスを求めている。だから勝ちたい」この発言は、ルノーが伝統や感情論よりも競争力と結果を優先しながら、アルピーヌF1の再建を進めていく方針を明確に示すものとなった。