アルピーヌF1チームは、FIAフォーミュラ2ドライバーのクッシュ・マイニがアルピーヌ・アカデミーに加入したことを発表した。チームの若手ドライバー育成プログラムに新たに加わったクッシュは、アカデミーのスタッフとBWTアルピーヌF1チームの両方から指導とサポートを受け、オックスフォードシャーのエンストンにあるF1チームの最新施設を利用することができる。
現在、カンポス・レーシングからF2のルーキー・シーズンを戦っているクッシュは、オーストラリアで行われたスプリントレースで3位入賞を果たし、F2初表彰台を獲得。バンガロール出身のインド人ドライバーは、シーズンを通して11ポイント獲得し、現在ランキングトップ11位に位置している。23歳のクッシュは、アルピーヌF1チームのリザーブドライバーであるジャック・ドゥーハンや2022年のFIAフォーミュラ3チャンピオンであるビクター・マルタンスを擁し、現役F1ドライバーの周冠宇やオスカー・ピアストリ、アルピーヌ・エルフ耐久チームに所属するオッリ・コールドウェルなど、多くの卒業生を輩出しているアルピーヌ・アカデミーのラインナップに加わることになる。クッシュ・マイニ は「アルピーヌ・アカデミーに参加できることになり、とても興奮している」とコメント。「BWTアルピーヌF1チームのようなチームで学び、成長し、いつかF1へのステップを踏み出せるようになるなんて夢のようだ。僕を信じ、このチャンスを与えてくれたアルピーヌに心から感謝している」BWTアルピーヌF1チーム暫定スポーティングディレクターのジュリアン・ラウスは「クッシュをアルピーヌ・アカデミーに迎えることができてうれしく思う」とコメント。「彼は強いポテンシャルを持った若い才能の持ち主であり、我々のドライバー育成プログラムにとって大きな財産になると信じている。アルピーヌ・アカデミーは2024年に9年目を迎え、現在、FIAフォーミュラ2からヨーロピアン・カートまで4つのシリーズにまたがる8カ国9人のドライバーを擁している。アカデミーの人材プールを継続的に拡大することは、エンストンの施設の拡張と並行して行われ、最新鋭のトレーニングおよびテスト施設であるAHPCの開発が進められている」