アルピーヌF1チームの不甲斐ない結果をCEOが「アマチュア的」と痛烈批判

マイアミGPで、アルピーヌF1チームは予選でピエール・ガスリーとエステバン・オコンが6番手と8番手のグリッドを獲得し、決勝では8位と9位でフィニッシュしてダブル入賞を果たした。だが、それまではバーレーンとジェッダまでの4レースではF1 コンストラクターズ チャンピオンシップで8ポイントしか獲得していなかった。アルピーヌは2023年シーズンに向けて、「ランキング4位で、F1のトップランナーたちにポイントでもパフォーマンスでも近づくこと」を目標に掲げている。アストンマーティンやマクラーレンに圧倒され、劣勢に立たされているチームにとって、この目標を達成することは、これまでの成績からして、すでに難題になっている。そして、ローラン・ロッシは、アルピーヌF1チームが自らの期待に応えられないことに、明らかに激怒している。「今年は、パフォーマンス不足と、実行力不足からスタートした。これは大変なことだ」ロッシはフランスの放送局Canal+のインタビューで語った。「なぜなら、投入したリソースにまったく見合わない状況にあり、今年の最終目標にはほど遠い」「私が思うに、パフォーマンス不足は確かであり、実行の厳格さの欠如だけでなく、心構えも過去にこの同じチームが達成したレベルに達していない可能性がある」ローラン・ロッシ（アルピーヌCEO）アルピーヌF1チームの結果は、メルボルンでのダブルクラッシュとリタイヤによってさらに悪化したが、大幅なアップグレードパッケージがパフォーマンスのステップアップを約束したバクーでの無意味な週末によっても悪化した。「最初のグランプリは、あまり好きではなかった。こんなことを言いたくないが、ディレッタンティズム主義（アマチュアリズム）により、正しい結果ではなく、凡庸な、悪い結果を招いたからだ」とロッシは、オコンが3点のペナルティ ポイントを獲得することになったチームのエラーの喜劇に言及した。「そして、バクーでの前戦では、バーレーンでのレースと同じような感じになってしまった。そして、それは許されることではない」「ミスをする権利、それは基本的な原則である。ミスは学ぶべきものだ」とロッシは指摘する。「間違いを犯す権利、それは基本原則だ。間違いから学ぶものだ」とロッシは指摘した。「しかし、同じ過ちを2度犯すということは、学んでいないということであり、責任を取っていないということだ。そして、それは、許されることではない」ロッシの公開批判は、チームメンバーの士気を下げ、スポンサーやファンの目から見たチームの評判を落とす可能性がある。