スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストが、2023年F1第23戦(最終戦)アブダビGPの決勝を振り返った。アブダビグランプリでは角田裕毅が8位、ダニエル・リカルドが11位でフィニッシュ。スクーデリア・アルファタウリは、目標としていたコンストラクターズ選手権7位の獲得は叶わなかった。
「裕毅は6番手、ダニエルは15番手でスタートした。二人ともスタートがうまくいって、1周目で順位を落とすことはなかった」とフランツ・トストはレースを振り返った。「戦略面でクルマを分け、裕毅は1ストップ、ダニエルは2ストップを選択した。結局のところ、これは間違った決断だった。最終ラップで追い抜いた他の選手よりも速かったので、6位か少なくとも7位でフィニッシュできたと思う」「そのため、コンストラクターズ選手権では8位でシーズンを終えることになった。もちろん、目標は7位だったので残念だ。空力面では、新しいフロアがうまく機能したことで、来年のマシンにつながるポジティブな要素もあった」今回のレースをもって、フランツ・トストは18年間務めてきたチーム代表を辞任する。「これが私の最後のレースとなったので、この場を借りて、応援してくれたすべてのF1ファン、FIA、FOM、すべてのF1チーム、ホンダ、ピレリ、そしてこの18年間良い協力関係を築けたすべての人たち、そしてもちろん、私のチームと幸運にも一緒に仕事ができたすべてのドライバーたちに感謝したい。彼らの将来の成功を祈っている」