フランツ・トストは、まだF1からの完全な引退に向かわうことはないかもしれない。レッドブル傘下のスクーデリア・アルファタウリは、長年チーム代表を務めてきたトストが今季限りで退任し、フェラーリのローラン・メキースが後任を務めると発表。2024年にトストはコンサルタントとしてチームに留まる。
「お別れする時がきた。私は67歳だ」とフランツ・トストは語った。「私よりずっといい仕事ができる人たちに引き継ぐ時期だと思う」しかし、トストは現在、新たなオファーを検討していることをOsterreichに明かした。引退を間近に控えた心境を尋ねられたトストは「冬にまたスキーに行くことができるのは嬉しい」と語った。「その後、あと2年間コンサルタントとして留まるというオファーをもらったので、それについては考えていることだ」しかし、2023年シーズンが終わるまでは何も変わらない。トストには、苦戦中のチームのルーキー、ニック・デ・フリースがスピードに乗るのを助けるという任務が残されている。トストは、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコに、アルファタウリとしてミック・シューマッハと契約することを提案したことを認めている。「あとからは常に賢明になるものだ」とトストは微笑んだ。「だが、今はニックがいるし、彼が我々と一緒にいることに満足している」「シーズン当初はもっと期待していたとはいえ、今のルーキーはレーストラックの多くを知らないし、テストもほとんどさせてもらえないことを忘れてはいけない」「そして、スプリントがすべてをさらに難しくしている」