スクーデリア・アルファタウリは、ドミトリー・マゼピンからの巨額の買収オファーを拒否したとAuto Motor und Sportが報じている。オリバー・ミンツラフがレッドブルのCEOに就任して以来、アルファタウリの売却は検討されてきた。結局のところ、エナジードリンクメーカーは、チームが会社に十分な利益をもたらしていないと感じている。
チーム代表のフランツ・トストは今年初め、チームの売却はないと語っていたが、それ以来、アルファタウリには確かなことは何もない。トストの今シーズン限りでチーム代表は去り、チームの経営陣も変化している。マリオ・アンドレッティが8億ドルでアルファタウリの買収をオファーしたとの報道もあるが、Auto Motor und Sportによると、もう一人興味を示している人物がいるという。元F1ドライバーのニキータ・マゼピンの父親であるドミトリー・マゼピンが、イタリアのレーシングﾁｰﾑにオファーを出したとみられている。カザフスタンからの入札は、おそらくマゼピンのロシア人の手によるものだろう。だが、レッドブルが最終的にドミトリー・マゼピンと取引する可能性は、非常に低い。結局のところ、この大企業はロシアのお金と取引したくはないのだろう。