スクーデリア・アルファタウリは、2023年F1バーレーンGPの予選で、角田裕毅が14番手、ニック・デ・フリースが19番手だった。アルファタウリは、プラクティスではウィリアムズと互角に渡り合っていたが、決して速くはなかった。そのため、角田裕毅はQ2進出を果たしたが、そこから先に進むことはできなかった。デ・ブリースはQ1敗退、ガスリーはトラックリミット違反でタイム抹消となったため、予選最下位は免れた。
角田裕毅(14番手/1分31秒400)「Q2まで進めると思っていなかったので、進出できたのは自分とチームにとってはポジティブな結果でした。もちろん、Q2で新品タイヤを履けなかったことは残念でしたが、それが元々のプランでした。このコンディションでのロングランは試していなかったので、今夜データを確認して、明日に向けて強力なマシンを用意したいと思います。グリップの強化を特に意識したいです。今日の自分のパフォーマンスについては満足していますが、大事なのは明日です。僕たちはポイント獲得を狙っています。先週のテストから簡単なレースにならないことは分かっていますが、何が起きるか分かりません」ニック・デ・フリース(19番手/1分32秒121)「今日はもっと上位で予選を終えたかったけど、タイヤが正しいウインドウに入らなかった。Q1の最終ラップは非常に重要な1周だけど、残念ながら、リアを失ってしまった。僕たちのロングランのパフォーマンスはショートランよりも期待できそうなので、明日はもっとパフォーマンスを発揮できるはずだ。ミッドフィールドはタイトで競争が厳しいけど、確実にポジションを上げていかなければならない。今夜はデータを評価する時間があるので、そこにチャンスを見出したい」ジョディ・エギントン(テクニカルディレクター)「金曜夜の時点で、我々はマシンの限界について明確に理解できていた。したがって、夜間の作業を通じてFP3と予選のバランスは大幅に向上させることができた。良い方向へ進めているが、自分たちが望んでいるレベルにマシンを持っていくためにはまだやることが数多くある。今日の裕毅は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた、マシンのポテンシャルをほぼすべて引き出してくれたと思う。ニックも初めての予選で十分なパフォーマンスを見せてくれた。良い進歩を遂げていたし、何よりも、マシンの挙動と彼が求めていることについてのフィードバックが優れていた。もちろん、AT04のこれまでのパフォーマンスには満足していないが、明日のレースでまたひとつマイルストーンを通過することになるし、次の数戦で空力の開発も進む予定だ」