2023年にアルファタウリF1でチームメイトとなる角田裕毅とニック・デ・フリースは、異例のF1の記録を更新することになる。それはF1史上最も背の低いドライバーラインペアの記録だ。Sky Sport F1のテッド・クラヴィッツによると、2023年のアルファタウリF1のラインナップは、2008年シーズンの最初の4ラウンドでスーパーアグリから参戦したアンソニー・デビッドソンと佐藤琢磨のこれまでの記録を更新する。
166cmのアンドニー・デビッドソンと164cmの佐藤琢磨の平均身長165cmだったが、167cmのニック・デ・フリースと159cmの角田裕毅の平均身長は163cmとそれを下回る。角田裕毅は現役F1ドライバーの身長ランキングで最下位に位置し、ウィリアムズのアレックス・アルボンとアルピーヌのエステバン・オコンが186cmでトップに並んでいる。ニック・デ・フリースは、2019年にARTグランプリでFIA F2のチャンピオンシップを獲得した後、ついにF1でフルタイムのドライブを与えられた。それ以来、彼はメルセデスEQ でフォーミュラ E に参戦し、2021年のドライバーズ チャンピオンシップを獲得している。フォーミュラEでのフルタイムのコミットメントと同様に、ニック・デ・フリースは、シーズン後のヤングドライバーテストに参加した2020年以来、メルセデスF1のセットアップの一部だった。その後、2021年にフォーミュラEのチームメイトであるストフェル・バンドーンとともにリザーブドライバーとしてチームに加わった。ニック・デ・フリースは「2023年F1シーズンのスクーデリア・アルファタウリへ加入できることに大きな興奮を覚えている。F1でドライブするチャンスを与えてくれたレッドブルとスクーデリア・アルファタウリに感謝したい」とコメント。「F2のあと、僕はモータースポーツの別の道を進んでたけど、F1は夢であり続けていた。だから、その夢を叶えることができて嬉しく思っている」「2022年シーズンはF1マシンをドライブするチャンスを数多く得られていたので、これらの経験が2023シーズンに向けて良い影響を与えたと思っているし、これからの自分の助けになってくれることを願っている」