スクーデリア・アルファタウリのマシンパフォーマンス責任者を務めるギヨーム・ドゥゾトゥが、2022年F1第12戦フランスグランプリの予選を振り返った。スクーデリア・アルファタウリは、F1フランスグランプリでAT03に大規模なアップグレードを投入。新パッケージは初日から好パフォーマンスを見せてQ3進出が期待された。角田裕毅はQ3進出を果たして8番手グリッドを獲得。しかし、チームメイトのピエール・ガスリーはQ1配置を喫して16番手だった。
「金曜日は新しいアップデートで進化を遂げ、ポジティブな内容になったので、今日のFP3は予選の準備に充てたいと思っていました。裕毅は金曜日から明確な進化が見られましたが、ピエールにとっては難しい1日になってしまい、マシンのポテンシャルを引き出せずQ1で敗退してしまいました」とギヨーム・ドゥゾトゥはコメント。「ピエールの最終ランは好調で、それまでのランを大幅に上回っていたのですが、ターン6でコントロールを失ってしまいました。ピエールとエンジニアたちから話を聞いて、何が起きたのかを理解する必要があります。あの瞬間まですべてのパラメータはノーマルでしたので」「裕毅は見事な仕事でQ3まで進出し、8番グリッドを手に入れてくれました。彼は予選を通じて安定したドライビングでした」「あとは、アップデートを加えたことで自分たちのストロングポイントがどこまで伸びたのか、そしてどこを改良するべきなのかを分析していく必要がありますが、中団でマクラーレンとアルピーヌとの差を縮められたのは嬉しいですね。今夜は決勝で両ドライバーが十分なポイントを得るためのシナリオをいくつか用意してシミュレートする予定です」
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