スクーデリア・アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが、2022年F1サウジアラビアGPの決勝を振り返った。F1サウジアラビアGPでは、レース前のレコノサンスラップで角田裕毅のマシンにトラブルが発生。決勝のグリッドに着くことなく週末を終えることになった。
「今回はとても難しいレースだった。スターティング・グリッドに辿り着けないマシンが出てしまうのは非常に残念なことだ。油圧に問題があったため、裕毅のマシンを停めざるを得なかった。これから原因を調査しなければならない」とフランツ・トストは語る。一方、9番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、ピットストップ直後にセーフティカーが入るという不運もあり、大きく順位を落とすことになったが、そこから挽回し、8位でレースを終えた。「ピエールに関しては、P9でスタートしたもののファーストスティントで手こずりペースを上げることができずマクラーレン勢にオーバーテイクを許してしまった」とフランツ・トストはコメント。「また、彼がハードタイヤへの交換をするためにピットに入った直後、ラティフィのクラッシュによるイエローフラッグが出てしまいポジションを失ってしまったことはアンラッキーだった。しかし、その後ピエールはなんとか挽回し、見事P8でフィニッシュしてくれた。今日できることは最大限やりきることができた」「マシンのペースに関しては予想していたレベルに達することができていないので見直しが必要だ。次戦、3年ぶりの開催となるオーストラリアを楽しみにしている」また、フランツ・トストは、レースで勝利したレッドブル・レーシングとマックス・フェルスタッペンを祝福し、F1サウジアラビアGPのオーガナイザーに感謝の意を表した。「オラクル・レッドブル・レーシング、そしてマックス・フェルスタッペンのファンタスティックな勝利を心から祝福いた。ルクレールとのバトルは非常に素晴らしく、見ていてとても楽しかった。また、サウジアラビアGPのオーガナイザーにも祝福の意を表する。ファンの方々はとても素晴らしい雰囲気の中でレースを楽しんでおり、ここに帰ってくることを楽しみにしている」
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